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光徳牧場

光徳牧場

栃木県日光市、奥日光、光徳沼の北側に広がる3万平方メートルの牧場が光徳牧場(こうとくぼくじょう)。明治30年に開場されたという歴史ある牧場で、美しい自然林に囲まれた牧場内に牛や馬が放牧されています。売店の搾り立て牛乳やソフトクリームは、濃厚な味わいが評判になり、ファンも数多く、ここを起点としてのハイキングが人気。

光徳沼の北にある牧場は乳製品が人気

ステーキやハンバーグ、バーベキューが味わえるレストラン「コラール」が隣接し、乳製品を土産に購入することも可能。
ちなみにcorralは、家畜用の柵囲いのこと(Gunfight at the O.K. Corralを『OK牧場の決闘』と約したのは誤訳に近い意訳です)。

冬場は光徳クロスカントリースキー場がオープンし、静かな環境の中でひと味違う奥日光の自然が観察できる場所として密かな人気を得ています。

レストラン「コラール」が満席の場合は、近くに日光アストリアホテルがあり、ランチ&温泉入浴(ビーフステーキセットまたは和食御膳と日帰り入浴がセット)のセットプランも用意(食事、入浴のみもOK)。

また光徳牧場から川俣温泉まで細いながらも舗装された山王林道が通じており、周遊ドライブも楽しむことが可能。光徳牧場を起点に切込湖・刈込湖へのハイキングも可能(湯元光徳線歩道/歩程8km、所要3時間20分でゴールは湯元温泉)。

規模は大きくありませんが、絵になる牧場です
レストラン「コラール」の牧場ランチセット

切込湖・刈込湖ハイキングコース

光徳牧場〜(徒歩1時間10分)〜山王峠〜(徒歩20分)〜涸沼(かれぬま)〜(切込湖経由・徒歩55分)〜刈込湖〜(徒歩30分)〜小峠〜(徒歩30分)〜湯元温泉バス停

光徳牧場・戦場ヶ原・竜頭の滝ハイキングコース

光徳牧場〜(15分)〜光徳沼〜(25分)〜逆川橋(近くに光徳入口バス停)〜(25分)〜小田代橋(泉門橋)〜(25分)〜湯川・青木橋〜(35分)〜赤沼分岐〜(30分)〜竜頭の滝バス停

明治30年、国際避暑地・日光を背景に吉田徳三郎氏が開場
初代・吉田徳三郎氏が明治30年に入植・開墾し牧場を開場。
「日光」と「徳三郎」から取った「光徳牧場」の名は、一帯を示す地名にもなっています。
英国の外交官アーネスト・サトウは明治5年に奥日光を初めて訪れ、光徳牧場開場の前年、明治29年、湖畔に山荘を建てています(現・中禅寺湖畔の英国大使館別荘記念公園)。
アーネスト・サトウの山荘には英国人女性旅行家イザベラ・バードも滞在し、明治6年創業の日光金谷ホテルとともに国際避暑地の起点となったのです。
つまり、光徳牧場の牛乳は、そんな国際避暑地となった日光を支える製品だったのです。
昭和27年、学習院清明寮に滞在中の平成天皇は、光徳小屋への遠足を楽しみ、その時に口にされた牛乳で、「ここで殿下は殿下として実に偉大な発見をされたのであった。それは実に、牛乳は美味いものであるということなのであった」(『皇太子殿下 立太子記念御写真帖』妙義出版社刊行)と、牛乳嫌いを克服されたエピソードが残されています。
光徳牧場
名称 光徳牧場/こうとくぼくじょう
所在地 栃木県日光市中宮祠2452
関連HP 日光市観光協会公式サイト
電車・バスで JR日光駅・東武日光駅から東武バス湯元温泉行きで1時間10分、光徳牧場下車、すぐ
ドライブで 日光宇都宮道路清滝ICから約25km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 光徳牧場 TEL:0288-55-0256
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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