日光東照宮、陽明門への石段基部に立つのが唐銅鳥居(二の鳥居)。一の鳥居が石鳥居であるのに対し、二の鳥居は銅製。寛永13年(1636年)、つまりは3代将軍・徳川家光による寛永の大造営の際に建立されたもので、国の重要文化財に指定されています。扁額部分には、葵の紋が飾られています。
陽明門前に立つ銅製の鳥居
鳥居は、神域などの入口を意味しますが、二の鳥居、陽明門、唐門、拝殿、本殿は、南北に一直線に並んでいます(家康の墓所や奥宮拝殿は少し左にずれています)。
江戸の北方に位置する日光に祀るようにという家康の遺言には、妙見信仰(北極星または北斗七星を神格化した、尊星王、北辰菩薩、北辰尊星妙見菩薩に対する信仰)があったともいわれ、妙見信仰(妙見菩薩)の根本は北極星であったことを考えると、参道が鋭角に曲がり、北側の拝殿・本殿への玄関口となる二の鳥居の存在は重要なものに。
近年、この鳥居がパワースポットとして再注目されているのも、背景にはそんな北斗星を崇める妙見信仰があるのです。
鳥居というと神社を想像しますが、神仏習合時代には寺にも造立され、この二の鳥居も基部には蓮弁(れんべん=ハスの花弁)が刻まれています。
附(つけたし)の鳥居として国の重要文化財になっています。
唐銅鳥居(二の鳥居) | |
名称 | 日光東照宮・唐銅鳥居(二の鳥居)/にっこうとうしょうぐう・からかねのとりい(にのとりい) |
所在地 | 栃木県日光市山内2301 |
関連HP | 日光東照宮公式ホームページ |
電車・バスで | 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩10分 |
ドライブで | 日光宇都宮道路日光ICから約3km |
駐車場 | 100台/有料 |
問い合わせ | 日光東照宮社務所 TEL:0288-54-0560/FAX:0288-54-0061 |
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