東京都大田区田園調布にある神社が多摩川浅間神社(たまがわせんげんじんじゃ/正式名:浅間神社)。田園調布が田園都市として開発される以前、旧下沼部村(田園調布の南半分)の鎮守。本殿は、東京都内では唯一の浅間造(せんげんづくり)で、社殿の上に、三間社流造の本殿が建つ、二重の楼閣構造になっています。
北条政子創建という伝承も
富士山信仰を今に伝える古社で、社伝によれば創建は鎌倉時代の治承4年(1180年)。
源頼朝は、源頼朝は配流先の伊豆で挙兵し、石橋山の合戦で敗れて安房(南房総)に逃れ、再起を図って、上総・下総を経て隅田川を渡り、鎌倉入りする前に滝野川(現・東京都北区滝野川3-88-17金剛寺境内)に陣を構えています。
その際に、北条政子が頼朝の後を追い、多摩川を渡って亀甲山(かめのこやま=亀甲山古墳)に上って富士を仰ぎ、身につけていた正観世音像を祀ったと伝えられています。
祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。
現在の浅間造の社殿は昭和48年の再建。
浅間神社古墳(前方後円墳/田園調布古墳群)の後円部を削って社殿が建てられています。
境内には、富士講中興の祖・食行身禄の石碑がありますが、彫られている文字は、勝海舟の直筆。
開運水晶玉は、水晶玉の台座を廻し自身の干支と富士を指して開運を願うもの。
安産にご利益がありという子産石、「大祓詞石車」などもあるのでお見逃しなく。
また、見晴台からは多摩川を眺望。
多摩川浅間神社 | |
名称 | 多摩川浅間神社/たまがわせんげんじんじゃ |
所在地 | 東京都大田区田園調布1-55-12 |
関連HP | 多摩川浅間神社公式ホームページ |
電車・バスで | 東急多摩川駅からすぐ |
ドライブで | 第三京浜道路玉川ICから約4km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 多摩川浅間神社 TEL:03-3721-4050/FAX:03-3722-0050 |
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