篠崎公園

東京都江戸川区、江戸川の西岸にある30.2haの都立公園が、篠崎公園（しのざきこうえん）。江戸川区では葛西臨海公園（77.9ha）に次ぐ広大な公園で、ふたつの芝山と広大な草地、6500本以上の高木、低木が1万1000株という緑あふれる公園です。初夏の新緑、秋はケヤキ、メタセコイアの紅葉も見事です。

B地区は陸軍が計画した篠崎飛行場の跡地

篠崎公園の開園は昭和42年で、一帯に広がる農地を公園化したもの。
ルーツは、昭和15年、紀元2600年事業のひとつとして計画された篠崎緑地で、154haを買収したものの第二次世界大戦により整備が中断、防空緑地としても機能し、高射砲陣地も設置されています。
さらに篠崎緑地から南側には陸軍の篠崎飛行場建設も計画され、用地買収完了、工事未完のまま終戦を迎えています。

篠崎公園は北側、江戸川の河畔から西に伸びるA地区、少し離れて南北に続くドッグランのあるB地区に分かれていますが、実はB地区は篠崎飛行場の跡地。
地図を眺めるといかにも飛行場（滑走路）跡地という感じで、緑地が等幅で南北に続いています。

野球場･4面、小野球場･2面、テニスコート・8面（人工芝）、競技場、そして無料のバーベキュー広場（予約が必要）、ドッグラン（登録制）も整備され、バーベキュー広場はいつも賑わいをみせています。
A地区にはアジサイ園もあり、440株を植栽。
毎年6月中旬の土・日曜には『あじさい祭り』も開かれています。