ヴィレッジ・シンガーズの『亜麻色の髪の乙女』(作詞:橋本淳・作曲:すぎやまこういち)、最近では島谷ひとみもカバーして注目を浴びました。さてさて、亜麻色って何色? その疑問を解決するイベントが亜麻栽培復興の地、北海道・当別で開催の『北海道亜麻まつり』。
そもそも、『亜麻色の髪の乙女』の亜麻って何?
『亜麻色の髪の乙女』というフレーズは、ルコント・ド・リール(Charles-Marie-René Leconte de Lisle//1818年〜1894年)の詩で、クロード・ドビュッシー作曲の『亜麻色の髪の乙女』(La fille aux cheveux de lin/1919年)に由来。
亜麻色の元になったアマ(亜麻、学名:Linum usitatissimum)は、アマ科の一年草。日本では北海道だけで営農的な栽培が行なわれています。
繊維は高級衣料の原料にもなりますが、注目は成熟した亜麻の種子から得られる亜麻仁油(アマニ油、linseed oil / flaxseed oil)。
代表的なω-3脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売され、目下、脚光を集めています。
亜麻の産地・当別で開花期に行なわれるのが『亜麻まつり』
亜麻の産地である当別町では、亜麻の花が見ごろとなる時期(6月下旬~7月上旬)に合わせて『北海道亜麻まつり』が開催されています。
亜麻に関する展示、当別町内の農産物販売、亜麻の実を使った食品を扱った飲食ブースの設置のほか、『亜麻色の髪の乙女』を題材とした歌唱コンクールも実施。
ちなみに亜麻色とは、亜麻を紡いだ糸の色のような黄色がかった薄茶色(薄い栗色)。日本古来の伝統色ではなく、明治以降に使われるようになった比較的新しい色名。
ロシア公使だった榎本武揚が寒冷地に適した亜麻の栽培を推奨。開拓使によって北海道での栽培が始まりました。
第17回北海道亜麻まつりin当別|2024 | |
開催日時 | 2024年7月7日(日)7:00~13:30 |
所在地 | 北海道石狩郡当別町東裏2796-1 |
場所 | 旧東裏小学校 |
関連HP | 当別町公式ホームページ |
電車・バスで | JR石狩当別駅から亜麻まつり会場まで循環バスで15分 |
問い合わせ | 亜麻まつり実行委員会 TEL:0133-25-3730 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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