東海大学の「ラベンダーキャンパス化計画」で植栽された札幌キャンパスのラベンダー畑。もともとは、札幌市の南沢地区が日本のラベンダー栽培発祥の地だということにちなんだもの。さらに地域との交流促進という狙いもあって、2004年にはファーム富田の富田忠雄氏の指導で900株が植栽されました。丹精込めた手入れもあって、2014年に行なわれた「第1回さっぽろ景観総選挙」では堂々の3位に!
日本のラベンダー栽培を今に伝える
日本のラベンダー栽培は、戦前にまで遡ります。
昭和11年、曽田香料の創始者・曽田政治氏がフランス・プロバンス地方をに旅した際に、ラベンダーに出会います。
昭和12年、花の種5㎏をフランスから輸入して、北海道の北見と札幌、千葉、長野、岡山の5ヶ所で試作します。
試作段階では千葉、岡山が良好と推測されていましたが、実際に栽培してみると生育状態や色、香りは札幌が一番良好。
試作の結果を受けて昭和15年、札幌市南区南沢で16.4haにラベンダーが植栽され、昭和17年に日本初の蒸留によるラベンダーオイル抽出に成功しました。
これが、日本におけるラベンダー栽培のルーツとなっています。
残念ながらその耕作地は昭和47年に閉鎖されています。
現在、東海大学の札幌キャンパスに植栽されるラベンダーは、オカムラサキ、濃紫早咲3号、ヒデコート。合わせて3700株ほどが植栽されています。
東海大学札幌キャンパスラベンダー畑「一般公開」 | |
期間 | 例年、7月初旬〜8月中旬ですが、今年は2023年7月16日(日)のみの限定公開 |
所在地 | 北海道札幌市南区南沢5条1-1-1 |
場所 | 東海大学札幌キャンパスラベンダー畑 |
関連HP | 東海大学公式ホームページ |
電車・バスで | 地下鉄真駒内駅からじょうてつバスで20分、東海大学前下車すぐ |
ドライブで | 道央自動車道北広島ICから約18km。キャンパス内への車両乗入れは不可 |
駐車場 | 学生駐車場(250台/無料)を利用 |
問い合わせ | 東海大学札幌キャンパス TEL:011-571-5111 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag