令和3年7月1日に運航を開始の東京九州フェリー。横須賀~新門司(976km)を結ぶ長距離フェリー。実は首都圏からのフェリーで、デラックスルーム、ステートルームなどの上級船室を有するフェリーは、東京九州フェリーフェリーが唯一。豪華な船旅で、北九州へ!
最上階の大浴場には露天風呂も
運航を担う東京九州フェリーは、新日本海フェリー、阪九フェリー、そして韓国・釜山への国際航路「関釜フェリー」(かんぷふぇりー)を運航するSHKライングループの一社(S=新日本海フェリー、H=阪九フェリー、K=関釜フェリー)。
クルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」を運航する日本クルーズ客船も、実はこのSHKライングループで、次世代フェリーの阪九フェリー、「ぱしふぃっくびいなす」での経験、実績などを活かし、高速でかつ豪華なフェリーを就航させたのです(露天風呂は阪九フェリーで人気です)。
航海速力はなんと28.3ノットという高速船で、横須賀~新門司を21時間で結んでいます。
就航する2船は、ともに新造船の「はまゆう」(横須賀市の花、花言葉「どこか遠くへ」)、「それいゆ」(北九州市の花「ひまわり」から命名)。
1万5400t、全長222.5mの大型フェリーで、3層吹き抜け(4階〜6階)のエントランスとシースルーエレベーターで、豪華なクルーズを演出しています。
最上階には太平洋の風を肌で感じながらの露天風呂、プラネタリウムや映画を観賞することができるシアター(コンファレンスルーム)を備え付け、クルーズ船顔負けの設備に。
ファミリーなら、ステート和洋室がおすすめ
船室は、デラックス(定員2名)2室、ステート和洋室(ソファベッド利用で4名まで利用可能)18室、2名定員のステート(ウィズペット)が2室、ツーリストS(1名個室寝台)が62室。
大型船の割に上級船室が少なく感じますが、実はこの船の旅客定員は268名と、他の大型フェリーの3分の1ほど。
どうやら、「関東~九州間の貨物輸送で3日目配送が可能に」という物流がメインの航路のようなのです。
5階のレストランでは関東・九州の地元食材を活かしたメニューを提供、ベストシーズンはバーベキューコーナー(5階)を用意、最上階の露天風呂付き大浴場、シアター(コンファレンスルーム)、さらに、キッズルーム(5階)、フォワードサロン(5階)、スポーツルーム(6階)、ショップ(4階)、カラオケが可能のアミューズメントルーム(4階)、ドッグフィールド(4階)、ランドリー(4階)という充実ぶりだから、ゆったりとパブリックコーナーを使うことができるクルーズだといえるでしょう(4階〜6階に客室とパブリックスペースが配置されています)。
船上バーベキューというのも、フェリーでは異色の取り組みです。
東京九州フェリー | |
名称 | 東京九州フェリー/とうきょうきゅうしゅうふぇりー |
関連HP | 東京九州フェリー公式ホームページ |
問い合わせ | 東京九州フェリー東京予約センター TEL:03-5850-9488 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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