阿武隈ライン舟下り

阿武隈ライン舟下り

宮城県伊具郡丸森町、北上川、最上川に次いで東北三大河川(東北三大長流)のひとつ阿武隈川(あぶくまがわ)を下る舟下りが、阿武隈ライン舟下り。舟下りはもちろん、カヌーやSUP、水上バイクの「リバー・アクティビティ丸森」の体験メニューも加わり、充実したラインアップに。

冬は情緒満点のこたつ舟が運航

人気の「阿武隈ライン舟下り」は、名勝・奇岩の多い阿武隈川の渓谷を、阿武隈急行の鉄橋をくぐって4kmほど遡った白衣観音で折り返す、11kmの周遊コース(観光交流センター=阿武隈ライン舟下り乗船場発着~白衣観音までの往復)。
船頭さんが解説する伝説や丸森音頭に耳を傾けながら、弘法の噴水、白衣観音、夫婦岩、屏風岩などの名所をめぐります。
10月〜11月は芋煮舟、12月~3月は周遊コースの「こたつ舟」のみの運航。
事前予約で「しし鍋」、丸森町の地場産品を使用した鍋料理を味わうことができます。

渓谷の紅葉も見事で、紅葉の見頃は例年10月下旬~11月中旬頃。

阿武隈ライン舟下り
冬はこたつ舟も運航

阿武隈水運の栄華を今に伝える舟遊び

阿武隈川の舟運は、江戸初期に信夫地方(しのぶちほう=会津藩)・伊達地方(だてちほう)の年貢米を江戸に運ぶために江戸時代の初期に開かれたもの。
寛文4年(1664年)、江戸の商人・渡辺友意(わたなべとももち)が、河川の浚渫(しゅんせつ)を行ない、さらに寛文10年(1670年)、幕府の命により河村瑞賢(かわむらずいけん)が改修を行なって航路となっています。

米50俵を積載する小鵜飼舟(こうかいせん)と米40俵積載の平田舟(ひらたぶね)などを使って年貢米を荒浜(亘理町)まで運び、荒浜で河村瑞賢が刷新した東廻海運(ひがしまわりかいうん)に接続し、江戸へと運ばれています。
丸森町にあった沼ノ上河岸(ぬまのうえかし)は、上流より小鵜飼舟で運ばれた舟を平田舟に乗せ替える場所でした。
阿武隈川で最も早く舟運が始まったのが、下流域の沼ノ上河岸〜荒浜で、寛永年間(1624年~1643年)には平田舟による舟運が始まっています。
福島河岸と沼ノ上河岸の間の舟運は、寛文4年(1664年)の渡辺友意の川ざらいを経て舟運が開始されています。

明治20年に東北本線が仙台まで開通したことで、一大物流ルートだった阿武隈川の舟運は役目を終え、次第に衰退していきました。
中継点となる沼ノ上河岸(現在の丸森町)は舟運で大いに繁栄、その歴史を今に伝えるのが、阿武隈ライン舟下りなのです。

阿武隈ライン舟下り
名称 阿武隈ライン舟下り/あぶくまらいんふなくだり
所在地 宮城県伊具郡丸森町下滝17
関連HP 阿武隈ライン舟下り公式ホームページ
電車・バスで 阿武隈急行丸森駅から徒歩15分
ドライブで 東北自動車道国見ICから約26.6km
駐車場 丸森町観光交流センター駐車場(20台/無料)
問い合わせ 阿武隈ライン舟下り TEL:0224-72-2350
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
阿武隈川

阿武隈川

那須岳(三本槍岳)の北、旭岳(赤崩山/標高1835.2m)を源流に、福島県中通り(須賀川市、郡山市、福島市)を北に流れ、阿武隈山地を抜けて宮城県岩沼市と亘理町(わたりちょう)で太平洋に流れ出る、東北第2の河川が阿武隈川(あぶくまがわ)。幹川

 

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日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

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