国鉄(現・JRグループ)で「特急」を超える「超特急」が誕生したのは、昭和5年の超特急「燕」(東京~神戸)。東海道新幹線も開業時には特急「こだま」に対して、「ひかり」は超特急という扱いでした。そんな「伝統」は高速バスにも活用され、東名ハイウェイバスでも「超特急」が活躍しています。
「急行」、「特急」、「超特急」、「直行」の4タイプ

東名ハイウェイバスは、国鉄の分割民営化後、JR東海バス、JRバス関東に引き継がれていますが、停車するバス停の違い、速達性によっての「急行」、「特急」、「超特急」の種別に分けられています。
「特急料金」など、種別による料金はなく、あくまでも停車バス停と所要時間の違いということに。
各駅停車という種別はなく、東京駅〜静岡駅、静岡駅〜名古屋駅という区間運行の便は、全バス停に停車する「急行」。
東京駅・バスタ新宿〜名古屋駅に通しで運転されるのが東名高速道路経由の高速バスが、特急「東名ライナー」と超特急「スーパーライナー」に分けられています。
このほか、新東名高速道路をノンストップで走る直行「新東名スーパーライナー」、直行「新東名スーパーライナー新宿号」があり、実は東京駅〜名古屋駅、バスタ新宿〜名古屋駅の移動なら、超特急よりも直行が早いので、超特急を超える高速バスがあるということに。
1969年の開業時には、「快速」、「急行」、「特急」の種別区分で、国鉄の在来線に合わせた感じでした。
国鉄の分割民営化後、東名ハイウェイバス(東名高速線)の初となるダイヤ改正(1988年3月)で、超特急「東名ライナー」が誕生。
1999年には超特急「スーパーライナー」となっています。
2006年に特急を「東名ライナー」、超特急を「スーパーライナー」、「ノンストップライナー」(2010年3月廃止)に分けていますが、JRバス東海の時刻表では、今も特急、超特急の区別を表示しています。
東名ハイウェイバスにも「特急」を超える「超特急」がある! | |
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