弁天山

徳島県徳島市方上町の県道210号沿いにある弁天山の標高は6.1m、国土地理院認定の自然にできた日本で一番低い山で、地元では弁天山保存会も組織されています。日本山岳会発行の山岳百科事典「新日本山岳誌」にも記載される正真正銘の山。毎年6月1日には「山開き」、元旦には新年初登りも行なわれています。

国土地理院認定の日本一低い山

平安時代末期、源平合戦の時代には一帯は海で、小さな山は島だったというわけ。
そこに厳島神社(弁財天)が勧請されたのが、今も鎮座する厳島神社です。

室町時代に海水が引き、周囲の農地化が進み、目の前を土佐街道(現在の県道210号)が通りました。
山頂の厳島神社は、これより下がない出発の頂上ということで、出世弁財天とも呼ばれています。

弁天山すぐ横の、「チーアン」(中華料理店)は、弁天山保存会の店で、弁天山登頂証明書や、厳島神社の授与品などを販売しています。

ちなみに二等三角点のある日本一低い山(人工の築山)は、大阪市港区の天保山公園にある天保山で標高4.53m。
三角点のない山では、仙台市の日和山が標高3mの築山(津波で標高が低くなって日本一の低山に返り咲き)。
一等三角点のある低山は、堺市の蘇鉄山で、標高6.97mです。

弁天山
名称 弁天山/べんてんやま
所在地 徳島県徳島市方上町弁財天8-1
関連HP 弁天山ホームページ
電車・バスで JR地蔵橋駅から徒歩12分
ドライブで 徳島自動車道徳島ICから約11.5km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 徳島市観光課 TEL:088-621-5232
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本の低山 TOP5

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2018年10月11日

 

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