聖武天皇の詔により全国に建立された国分尼寺(法華滅罪寺)のひとつで、阿波国に創建された国分尼寺の遺跡が徳島県石井町石井尼寺にある阿波国分尼寺跡。石井尼寺という字名(あざめい)から古くから国分尼寺の跡と推測された地でしたが、昭和45年~昭和46年の発掘調査で、その遺構が発見され、現在、史跡整備事業が行なわれています。
聖武天皇が建立した国分尼寺はここにあった
阿波国分尼寺跡の発掘調査では、直線で並ぶ金堂跡、北門跡、中門跡、周囲を取り囲む廻廊跡をはじめ、寺域を限る築地およびそれに伴う濠が明らかとなっています。
規模は、東西158mで、出土した多量の瓦は、内ノ御田瓦窯跡群の入田瓦窯跡(にゅうたがようあと/徳島市入田町)で焼かれたものと推測されています。
土器は平安時代のものが多く、創建当初の伽藍は長くは続かなかったことも判明。
阿波国分尼寺跡 | |
名称 | 阿波国分尼寺跡/あわこくぶんにじあと |
所在地 | 徳島県名西郡石井町尼寺12-1ほか |
関連HP | 石井町公式ホームページ |
電車・バスで | JR徳島線府中駅から徒歩30分 |
ドライブで | 徳島自動車道藍住ICから約9.6km |
問い合わせ | 石井町教育委員会 TEL:088-674-7505 |
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