富山県砺波市庄川町を走る国道156号沿いに建つ光照寺(真宗大谷派)境内にある緑色の大仏(阿弥陀如来座像)が庄川大仏。高岡市の高岡大仏(大佛寺)、射水市の小杉大仏(蓮王寺)と並んで「富山三大大仏」の一つに数えられています。昭和3年に発願され、昭和8年に完成したコンクリート製の大仏。緑色をしてはいますがコンクリート製。
コンクリート産業で栄えた庄川の文化遺産
光照寺20世住職・君道法師を発願人にして、製作者は、旧小杉町(現在の射水市)の鏝絵(こてえ)作家、竹内源造。
蓮台から頭部までは10.2m(33尺5寸)。大仏本体は6.3mです。
正式名は「十万納骨大仏」で、その名は光照寺尼講(女性の信者の集まり)が北は樺太、西は近畿まで奔走し男女10万人分の遺骨を収集、大仏の頭部のセメントに10万体の遺骨を混ぜていることに由来するのだとか。
コンクリート製なのは、昭和5年の小牧ダム、昭和17年の合口堰堤(舟戸ダム)など旧庄川町がコンクリート産業で栄えたから。
台座の見事な装飾にも注目です。
平成26年には平成の改修も行なわれ、美しく輝きを取り戻しました。
竹内源造は、明治時代~昭和初期に活躍した小杉左官の名工。射水市には竹内源造記念館が建てられている。
庄川大仏(光照寺) | |
名称 | 庄川大仏(光照寺)/しょうがわだいぶつ Koshoji Temple(Shogawa Daibutsu/Shogawa Great Buddha) |
所在地 | 富山県砺波市庄川町金屋1870 |
関連HP | 砺波市公式観光サイト |
電車・バスで | 高岡駅から加越能バス庄川町行きで55分、庄川中央下車、徒歩5分 |
ドライブで | 北陸自動車道砺波ICから約8.2km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 砺波市商工観光課 TEL:0763-33-1111 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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