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黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)

黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)

富山県黒部市、宇奈月温泉にある宇奈月駅から黒部川の峡谷沿いに上流の欅平駅(けやきだいらえき)までの20.1kmを結ぶのが黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)。もともとは黒部川の電源開発のために敷設された軽便鉄道で、日本に3社4路線しかないナローゲージ(特殊狭軌線)です。

新緑・紅葉探勝、夏の避暑に絶好!

大正15年10月23日、日本電力が発電所建設の資材運搬のため、宇奈月〜猫又間に専用鉄道を敷設したのが始まり。
昭和12年6月30日に欅平まで開通し、昭和28年に関西電力が観光的に旅客輸送を開始したもの。
今も黒部峡谷鉄道は、関西電力の100%子会社で、関係者が乗車する専用車両も運行されています。
また、欅平駅から先、関西電力黒部専用鉄道(上部軌道)が黒部ダム駅まで通じていますが、一般の乗車は、毎年募集される「黒部ルート見学会」に応募し、当選する必要があります。

通常のトロッコ列車の他に、窓の付いた「リラックス・特別客車」も用意されています(リラックス車両券、特別車両券が必要)。

例年、欅平まで運転されるのはGW明けの5月中旬〜11月で、運転が始まる4月下旬には笹平駅あるいは鐘釣駅の折り返し運転となっています。

「1日乗り放題きっぷ」のほか、夏休みこどもデー(お盆を除く夏休み期間)は、6歳以上12歳未満の子供は無料、秋の平日にはシニアデーも設定。

台湾の阿里山森林鉄路(軌間は762mmのナローゲージ)と姉妹提携になっています。

黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)
名称 黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)/くろべきょうこくてつどう(とろっこでんしゃ)
所在地 富山県黒部市宇奈月町
関連HP 黒部渓谷鉄道公式ホームページ
電車・バスで 富山地方鉄道宇奈月温泉駅で乗り換え
ドライブで 北陸自動車道黒部ICから約14kmで宇奈月駅
駐車場 宇奈月駅前駐車場(350台/有料)
問い合わせ 黒部峡谷鉄道営業センター TEL:0765-62-1011
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日本に3社4路線しかないナローゲージ(特殊狭軌)に乗車しよう!

線路幅(ゲージ) が762mmしかない特殊狭軌、在来線の狭軌(1067 mm)の7割ほど、新幹線で採用される国際標準軌1435mmの半分ほどという狭い(ナロー) 鉄道がナローゲージ(Narrow Gauge/特殊狭軌)。現在国内には、3社4

黒部峡谷鉄道・欅平駅

宇奈月温泉(宇奈月駅)から黒部川に沿って上流へと走る黒部峡谷鉄道(黒部峡谷トロッコ電車)。その終点となるのが欅平駅(けやきだいらえき)。欅平駅は有人駅で欅平駅2階には奥鐘山の断崖絶壁を眺めるレストラン「レストイン欅」もあります。さらに駅構内

鐘釣駅

富山県黒部市宇奈月町、黒部峡谷を走る黒部峡谷鉄道(黒部峡谷トロッコ電車)の有人駅、鐘釣駅。断崖絶壁の黒部峡谷のため、駅を設ける場所がないので、スイッチバックして上りと下りの列車交換を行なっています。駅近くには鐘釣温泉、河原露天風呂、黒部万年

黒薙駅

富山県黒部市宇奈月町、黒部峡谷鉄道の駅で、他の駅と同様に峡谷にへばり付くように設置されているのが黒薙駅(くろなぎえき)。ホームの一部は黒薙川に架かる後曳橋(あとびきばし)の上です。黒部峡谷鉄道では数少ない有人駅ですが、ホームの見通しが悪いた

黒部川電気記念館

富山県黒部市、宇奈月温泉の黒部峡谷鉄道のトロッコ列車が発着する宇奈月駅の駅前にある関西電力のミュージアムが黒部川電気記念館。映画『黒部の太陽』(昭和43年年)に象徴される黒部川の電源開発を詳細に解説する博物館で、黒部峡谷探勝の前後に、ぜひ立

黒部峡谷鉄道・後曳橋

富山県黒部市宇奈月町、黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)の黒薙駅(くろなぎえき)近くにある橋梁が、後曳橋(あとびきばし)。黒部峡谷の支流黒薙川に架かる青い鉄橋で、高さ60m、橋長64mで、かつて入山した人が、眼下の谷を見下ろすと思わず後ずさりをす

黒部峡谷鉄道・新山彦鉄橋

富山県黒部市宇奈月町、黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)が宇奈月温泉を出た直後、黒部川の本流をまたぐ絶景の橋が、新山彦鉄橋。並行して下流側の標高の低い場所に山彦橋が架かりますが、宇奈月ダムの建設によって架け替えられた廃線跡の橋で、やまびこ遊歩道と

全国唯一、駅名に猫の入った黒部峡谷鉄道・猫又駅に、今だけ下車可能!

全国で唯一、駅名に猫の文字が入った黒部峡谷鉄道トロッコ電車・猫又駅(富山県黒部市)。猫又駅は関係者のみが利用する途中駅で下車は不可でした。能登半島地震の影響で不通区間が生じ、目下、猫又駅で折り返し運転が行なわれているため、下車不可の駅が暫定

 

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