2017年7月18日にリニューアルされた栂池ビジターセンター。入館者の感想は、「楽しめた!」というのが圧倒的な多数ですが、「温かみを感じる」、「のんびりできる雰囲気」という声も多く聞かれました。「温かみ」の背景に、実は平成26年11月22日におきた「長野県神城断層地震」があったのです。
小谷の古民家の廃材が「温かみ」を演出!
実は、栂池自然園は、小谷村の古民家の廃材を上手に再利用しています。
平成26年11月22日に白馬村を襲った局地的な地震「長野県神城断層地震」がありました。
白馬村の被害がクローズアップされたのですが、小谷村でも古民家が損壊するなどの被害が発生しました。
幸い、人的な被害は少なかったのですが、先祖代々の立派な古民家が、取り壊しを余儀なくされてしまったお宅が結構あったのです。
そんな小谷の古民家の廃材を提供してもらい、栂池ビジターセンターの梁(はり)や壁(かべ)に再利用し、日本の伝統的な古民家のもつ「温もり」「風情」を再生しているのです。
「ビジターセンターというと、コンクリートで固めた少し冷たいイメージがありますが、栂池ビジターセンターは、温かみのあるカフェのような雰囲気を目ざしています」とのこと。
ボルダリングウォールやスラックラインといったアクティブな設備も大人気ですが、ホッとする雰囲気と、のんびりとできるのが栂池ビジターセンターの良さでもあるのです。
というわけで、隣接する栂池山荘、栂池ヒュッテで販売する飲み物の持ち込みもOKですので、ぜひ、栂池ビジターセンターを「雲上のカフェ」として利用しましょう!
栂池ビジターセンター
表示したTwitterは、「#いちばん美しいところ 栂池&小谷取材会」(2017年7月)の時に発信した内容です。
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