徐福伝説の残る和歌山県新宮市のJR新宮駅前にある公園が徐福公園。新宮市に伝わる徐福伝説は、秦始皇帝(しんのしこうてい)に仕えた徐福が、不老不死の妙薬を求め、海を渡り蓬莱(ほうらい)と目された新宮に上陸。自生する天台烏薬(クスノキ科の植物)を発見し、熊野川河口付近にある孤丘・蓬莱山の麓に永住して人々に新技術を教えたというもの。
「徐福茶」などの販売も
徐福公園は初代和歌山藩主・徳川頼宜(とくがわよりのぶ=徳川家康の十男)の命で建立された「秦徐福之墓」と記させた徐福の墓碑を中心に造られた公園。
管理棟では徐福に関する資料を展示し、天台烏薬(てんだいうやく)をブレンドした「徐福茶」などを販売しています。
レンタルのチャイナドレスも用意され公園内で記念撮影も可能。
新宮の徐福関連の史跡は熊野川河口近くの蓬莱山、熊野川畔の秦徐福上陸の地記念碑、阿須賀神社境内の徐福を祀った祠(徐福の宮)などがあるので時間があれば寄り道を。
徐福公園にはレンタサイクルもスタンバイ。
天台烏薬とは!?
天台烏薬はナギ、熊野杉とともに「新宮市の木」に指定され、新宮市高田地区では、天台烏薬が16万7000本も植栽されています。
日本薬局方の「ウヤク(烏薬)」は、天台烏薬の根を乾燥させたもの。
鎮痛、健胃、整腸、血管拡張などに効果があるとか。
名称 | 徐福公園/じょふくこうえん |
所在地 | 和歌山県新宮市徐福1-4-24 |
関連HP | 徐福公園公式ホームページ |
電車・バスで | JR新宮駅から徒歩2分 |
ドライブで | 阪和自動車道南紀田辺ICから約89km |
駐車場 | 10台/時間まで無料、以降有料 |
問い合わせ | TEL:0735-21-7672 |
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