湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区

湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区

和歌山県有田郡湯浅町の湯浅地区は、古代から港町、そして熊野参詣の宿所として栄えた歴史ある町。とくに中世に伝わった金山寺味噌製造に由来する醤油醸造は、近世に紀州藩の保護を受け代表的な産業へと発展。そんな醤油・味噌醸造業で栄えたレトロな家並みは、湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区に指定されています。

醸造業関連の町家や土蔵を見学

湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区

湯浅地区のうち、醤油・味噌醸造業で栄えた北町、中町、浜町、鍛冶町、蔵町のうち、とくに北町、中町、鍛冶町は古くからの歴史を有する町並み。

湯浅町湯浅地区の東西約400m、南北約280m、面積6.3haは、平成18年12月に和歌山県では初の国の伝統的建造物群保存地区となっています。

手づくり醤油で有名な「角長」の醤油醸造所(角長本店で醤油購入もおすすめ)や職人蔵がある北町通りは散策にも絶好。
「角長」の裏手にある大仙堀はかつて醤油を積み込んだ堀です。

麹の製造・販売を行なっていた「津浦家住宅」などは実に絵になる建物です。
ビジターセンター的な「北町ふれあいギャラリー」もあり、明治時代築の建物を、町並み散策の休憩所を兼ねたギャラリーとして再生させたもの。
幕末から昭和の終わりまで営業していた銭湯を再生させた「甚風呂」(じんぶろ)、江戸末期頃に建築された酒屋を再生させた「岡正」(おかしょう)と休憩案内所も要所に設置されています。

ちなみに湯浅町の熊野古道は、町の中央にある行基の開基と伝わる古刹・深專寺(しんせんじ)の東を南北に縦断する道。
道沿いに「熊野古道ミュージアム」もあります。

名称 湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区/ゆあさちょうゆあさでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく
所在地 和歌山県有田郡湯浅町湯浅
関連HP 湯浅観光まちづくり推進機構 公式ホームページ
電車・バスで JR湯浅駅から徒歩12分
ドライブで 阪和自動車道湯浅ICから約3.5km。または、広川ICから約5km
駐車場 伝建地区来訪者駐車場(6台/無料)、湯浅町観光駐車場(無料)
問い合わせ 湯浅観光まちづくり推進機構 TEL:0737-63-2525
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
角長

角長

和歌山県有田郡湯浅町にある天保12年(1841年)創業の伝統を誇る醤油醸造の老舗、角長(かどちょう)。湯浅町内で唯一、昔ながらの醸造法で醤油を醸造するのが、角長。創業当時の面影を残す慶応2年(1866年)築の職人蔵(仕込蔵)では、かつての醤

 

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