山口県長門市、青海島の海岸の松と暖地性植物のなかに続く青海島自然研究路で、絶景の展望台が第一展望台・碧濤台(へきとうだい)。碧濤台の名は、高松宮の命名で、20余りの奇岩に打ち付ける波の生み出す絶景を見事に表現したもので、切り立った岩肌と海と空のコントラストが美しい場所です。
「海のアルプス」を生み出したのは「マグマの博物館」だから
「海のアルプス」と呼ばれる青海島の複雑な海岸線を眺める、もっとも手軽な展望台が、青海島自然研究路・第一展望台(碧濤台)。
青海島自然研究路入口の紫津浦(しつら)からなら、徒歩10分で到達。
快晴の日には38km先、日本海に浮かぶ見島を見ることができます。
眼前の十六羅漢と名付けられた奇岩群は、まるで仏像が海に並んでいるように見えますが、これは地盤が浸食され、取り残された地層の名残り。
「海のアルプス」と呼ばれる青海島は、近年では地質学の立場から「マグマの博物館」とも称され、9000万年前の巨大カルデラ火山の噴火で噴出、長年に渡る隆起、そして浸食を受けて誕生した地形なのです。
カモメ岩など背の高い岩は、粘り気の強い流紋岩マグマが地下から上昇してきた岩石。
背の低い岩は、火山噴出物が固まった凝灰岩でもろさから背が低くなっているのです。
青海島自然研究路・第一展望台(碧濤台) | |
名称 | 青海島自然研究路・第一展望台(碧濤台)/おおみじましぜんけんきゅうろ・だいいちてんぼうだい(へきとうだい) |
所在地 | 山口県長門市仙崎紫津浦 |
関連HP | 長門市観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR仙崎駅からサンデン交通バス、防長交通バス静ヶ浦行き、通行きで14分、静ヶ浦下車、徒歩15分 |
ドライブで | 中国自動車道美祢ICから約38km |
駐車場 | 市営静ヶ浦駐車場(150台/有料) |
問い合わせ | 長門市観光政策課 TEL:0837-23-1252 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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