山口県萩市、川島地区の桂太郎旧宅近く、人工河川の藍場川に面して建つ武家屋敷が旧湯川家屋敷。長屋門があることでから、幕末に建てられた中級武士の邸宅と推測できます。船が通りやすいように高く造られた玄関口から道に架かる石橋のほか、藍場川の川沿いに並ぶ屋敷の典型例となっています。
川水を生活用水として取り込んだ様子を見学
藍場川の最上流に位置し、藍場川の水の管理した樋番(水門の番人)の屋敷近くにあるのが旧湯川家屋敷。
藍場川沿いの屋敷の環境問題に配慮した水の利用法を今に伝えています。
藍場川沿いの石垣に配された取水口から屋敷内に川の水を引き込み、の池水(池には鯉が泳いでいます)、風呂水や炊事などの生活用水として使ったという「ハトバ」(川の水を利用できる場所)を、建物内部から見学可能。
とくに台所のハトバは、水ぎわまで降りられるような仕組みで、引き込んだ水をそのまま洗い場として利用した様子がよくわかります。
ガイドが常駐し、施設の説明を実施。
「萩市文化財施設1日券」を利用可能です。
画像協力/山口県
旧湯川家屋敷 | |
名称 | 旧湯川家屋敷/きゅうゆかわけやしき |
所在地 | 山口県萩市川島 |
関連HP | 萩市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR萩駅から萩循環まぁーるバスで、橋本町下車、徒歩10分 |
ドライブで | 中国自動車道山口ICから約42km |
駐車場 | 藍場川駐車場(6台/無料)を利用 |
問い合わせ | 萩市観光課 TEL:0838-25-3139 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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