商船やいまが、フェリー「YAIMAMARU(やいま丸)」(2万1535t、旅客定員545名)を利用し、沖縄県石垣市の石垣港と台湾・基隆(キールン)を結ぶ航路を結ぶ航路を開設するもの。当初は2025年9月就航を目標にしていましたが、少し遅れて、目下年内就航を目指しています。
「YAIMAMARU」は、かつての「さんふらわあ くろしお」
沖縄県石垣市と台湾の大手国際物流グループ「華岡集団(WAGON group)」が提携し、新会社である商船やいま(Yaima Line)が運航するもの。
もともと華岡集団(WAGON group)は2014年頃から花蓮港(花蓮県)と石垣港を結んでの貨客船運航をい目指していましたが、10年越しで計画が実現するもの。
就航する船は、1997年に三菱重工業下関造船所で竣工、1997年7月1日、ブルーハイウェイライン(現・商船三井さんふらわあ)が東京〜那智勝浦〜高知航路へ投入した「さんふらわあ くろしお」。
2001年10月1日、航路廃止で韓国のパンスターフェリーに売却され、大阪南港〜釜山の「パンスター・ドリーム(PANSTAR DREAM)」として就航。
この「パンスター・ドリーム(PANSTAR DREAM)」を購入して、改装後「YAIMAMARU(やいま丸)」としています。
購入にあたっては、「石垣港・基隆港定期航路開設支援事業」として国の沖縄離島活性化推進事業費補助金が活用され、石垣市の負担はふるさと納税を活用するとしています。
船籍はパナマで、乗用車70台と8トントラック150台を積むことができると解説されています。
現在、船内改修工事を実施している段階で、週3便の運航が見込まれています。
船室の等級によっても異なりますが、最も安い乗船料は片道1万円程度となる予定。
2025年11月現在の日本国内発の国際航路は、関釜フェリー(下関〜韓国・釜山)、カメリアライン(博多〜釜山)、パンスタークルーズ(大阪〜釜山)、パンスター対馬リンク(対馬〜釜山)、日中国際フェリー(大阪・神戸〜上海)があります。
石垣島〜基隆(キールン)の航路開設で、石垣島が台湾への玄関口となるのか。
今後の展開に注目です。
| 日本最南端の国際航路「石垣島〜台湾」、2025年内に就航! | |
| 掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |




















