2024年4月6日(土)、特急「やくも」(岡山駅〜出雲市駅)に新型車両273系が投入されることで、現在運転されている振り子式特急形電車381系特急「やくも」「リバイバル塗装車両」は順次運行を終了する予定。JR西日本は、「お早めにご利用下さい」と呼びかけています。
JR西日本が展開する「懐鉄」(なつてつ)シリーズで運行
JR各社では現在、国鉄型車両が続々と引退しています。
国鉄色は今もなお根強い人気を誇るため、リバイバル塗装車両が各地に走るようになったのです(近年は私鉄でもリバイバル塗装が行なわれています)。
JR西日本が展開する企画「懐鉄」(なつてつ)シリーズの一環としてリバイバル運行が行なわれるもの。
特急「やくも」は、臨時快速「だいせん」(後に急行「だいせん」)、急行「おき」をルーツに、昭和47年3月に登場、昭和57年の伯備線電化で、振り子式特急形電車381系に置き換わっています(昭和48年7月の中央本線・篠ノ井線の全線電化で、特急「しなの」も381系に、紀勢本線・阪和線の特急「くろしお」などでも活躍しました)。
381系特急「やくも」のリバイバル塗装は、伯備線運転開始50周年を記念して2022年3月に登場した「国鉄色」、「スーパーやくも色」、「緑やくも色」の3タイプ。
さらには非リバイバル塗装車両の「ゆったりやくも色」の4タイプが運用され、新型車両273系の投入で順次姿を消す予定です。
2023年3月16日には、国鉄色リバイバルやくも編成の車両に国鉄時代に車両の外装に表示していた国鉄(JNR)のマークを取り付けています。
「国鉄色」リバイバルやくも登場が好評で、第2弾を望む声に応えて2023年2月17日に登場したのが「スーパーやくも色」。
「スーパーやくも色」は、車両自体は国鉄型ながら、民営化後のJR西日本の比較的初期に誕生した色彩で(「スーパーやくも」は1994年12月〜2006年3月に運転)、その後のリニューアルで消滅したカラーリングで、塗装だけでなく、車内放送の際には電子音タイプ(オルゴール)の「鉄道唱歌」のチャイムが流れる仕組み。
リバイバル企画第3弾が「緑やくも色」で2023年11月5日に登場、381系やくもの歴代色がすべて揃いました。
車内放送はやはり電子音タイプ(オルゴール)「鉄道唱歌」になっています。
リバイバル塗装車両の運行計画
「国鉄色」
【運行開始】2022年3月15日
【運行終了】2024年6月末予定
「スーパーやくも色」
【運行開始】2023年2月17日
【運行終了】2024年4月5日予定
「緑やくも色」
【運行開始】2023年11月5日
【運行終了】2024年6月末予定
特急やくも「リバイバル塗装車両」が見納めに! | |
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