日本最長距離を走る「八木新宮特急バス」とは!?

八木新宮特急バス

走行距離169.85㎞、停留所の数はなんと168、高速道路を使わない路線では、日本一の走行距離を誇るのが、紀伊半島を走る奈良交通の「八木新宮特急バス」。大和八木駅(南)〜新宮駅の間、同一便で完全乗車した人には、乗車日の日付を押した記念乗車証、路線図がプレゼントされています。

上野地(谷瀬の吊り橋)で休憩するので吊り橋見物も可能

八木新宮特急バス

大和八木駅(南)〜新宮駅を完全乗車すると、通常便で所要はなんと6時間32分。
通過するのは、奈良県の橿原市、大和高田市、葛城市、御所市、五條市、吉野郡十津川村(北方領土を除いて日本最大の村)、和歌山県に入って田辺市と新宮市で、合計8市町村となります。

運賃は6150円と、路線バスとしては信じられないくらいに額となります(ICOCA、Suica、PASMO、manacaなども使えます)。

1日3往復ですが、土休日のみ2便が速達タイプの「やまかぜ」として運転。
五条駅〜ホテル昴間は、星のくに、上野地、十津川村役場、十津川温泉にしか停車せず、77ヶ所の停留所を通過、高規格バイパス道(五條新宮道路)経由という速達便です(所要が35分ほど短縮)。

始発の大和八木駅(南)から42番目の停留所となる五條バスセンターで10分の休憩、92番目の停留所・上野地(谷瀬の吊り橋)で20ほど、123番目の停留所・十津川温泉で10分の休憩タイムが用意され、トイレなどはここで済ますことになります(ただし便により休憩時間が異なるので、乗車時に乗務員に確認を)。
十津川温泉バス停待合所には足湯も整備され、つかの間のくつろぎを感じることができます。

五條バスセンターには隣接してイオンがありますが、軽食を買い求めるには少しタイトな休憩時間となります。
上野地(谷瀬の吊り橋)バス停は、徒歩1分で有名な谷瀬の吊り橋(たにぜのつりばし=生活用鉄線吊り橋としては日本最長)があるので、吊り橋を渡ることもできます。

ネックとなるのは昼食で、谷瀬の吊り橋の「つり橋茶屋」で名物の「めはりすし」を購入することもできますが、確実性を考えるなら、菓子パンと飲み物を持っての乗車が必要です。

途中下車して観光や、途中で宿泊という場合には、発売窓口で、168バスハイク乗車券(6150円/2日間有効、バス車内での発売はありません)の購入がおすすめです(途中下車しての区間乗車だと3回ほどの途中下車でも7000円以上となります)。

昭和38年3月1日に奈良大仏前(奈良県奈良市)〜 新宮駅間を走る奈良交通・熊野交通共同運行の「大仏新宮線」(187.2km)として運転が始まったという歴史あるバス路線で、昭和58年から大和八木駅発着となり(熊野交通が撤退)、奈良交通八木新宮線に改称されました。

2人掛け主体のハイバックシートを採用した八木新宮特急バス専用のバスですが、高速バスや観光バスのお下がりとは異なり、リクライニングはできません。
そのため、完全乗車を「修行」と表現する人もいるほどですが、通常使用されるバスには無料Wi-Fiサービスも備わっており、そこだけは並の路線バスとは異なる印象です。

八木新宮特急バス
123番目の停留所・十津川温泉で10分ほどの休憩タイム
谷瀬の吊り橋
貴重な休憩・寄り道スポットの谷瀬の吊り橋
日本最長距離を走る「八木新宮特急バス」とは!?
所在地 奈良県橿原市八木町〜和歌山県新宮市徐福
関連HP 奈良交通公式ホームページ
問い合わせ 奈良交通お客様サービスセンター TEL:0742-20-3100
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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