毎年5月3日、富山県富山市で『越中八尾曳山祭』(えっちゅうやつおひきやままつり)が行なわれます。曳山神事は寛保元年(1741年)、現在の下新町八幡社の前身上皇太子社の社殿葺き替えの際に、上新町が花山に人形と役者を乗せて境内で素人芝居を演じ、帰りに各町へ曳き回ったのが始まり。
曳山に祀られる神像にも注目を
江戸時代には富山藩の御納戸所として栄華を極めた町人文化の象徴となった曳山祭です。
三味線、笛、太鼓の奏でる古式ゆかしい典雅な曳山囃子(ひきやまばやし)につれて、凛々しい若者達が揃いの法被姿で曳く6基(上新町、東町、西町、今町、諏訪町、下新町)の曳山。
「日本の道100選」に選定の諏訪町本通り、東新町の石畳の情緒ある道を曳き回します。
曳山の神像は上新町=在原業平・共女、東町=深草少将・小野小町、西町=恵比須、今町=菅原道真、諏訪町=神功皇后と武内宿禰・後の応神天皇(武内宿禰が抱いている赤子)、下新町=大黒天です。
夜は、1000余の灯がともる堤灯山車となり、夜景に浮きあがるように照らされて、坂の町を練り歩きます。
その光景はまさに不夜城のようで絢爛豪華。
8:15=獅子舞奉納(聞名寺前)、9:30=曳出し(聞名寺)、13:00=曳出し(諏訪町公民館)、19:30=提灯山曳出し(十三石橋詰)。
越中八尾曳山祭|富山市 | |
開催日時 | 毎年5月3日 |
所在地 | 富山県富山市八尾町上新町2898-1 |
場所 | 聞名寺・八尾町内 |
関連HP | 越中八尾観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR高山本線越中八尾駅から、まちめぐりバスで町民ひろば前下車。または、JR高山本線越中八尾駅から徒歩15分 |
ドライブで | 北陸自動車道富山IC、富山西ICから約13km |
駐車場 | 町民ひろば、八尾総合行政センター(無料) |
問い合わせ | 越中八尾観光協会 TEL:076-454-5138 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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