山形県上山市にある大正9年に葡萄酒(金星ブドー酒)の醸造を始めたという老舗のワイナリー。「良いワインは良い葡萄から」をモットーに、15haの自家ブドウ園も所有し、土づくり、ブドウ栽培にもこだわったワイナリー。自家農園収穫のブドウを使用した「ドメイヌ・タケダ」シリーズは限定品。
洞爺湖サミットでも使われた高品質ワイン
大正9年、青果物業を営んでいた武田家3代目・武田重三郎が、上山市と天童市に所有する畑で栽培したブドウと近隣農家のブドウを原料に、当時としてはハイカラな葡萄酒(金星ブドー酒)を武田食品工場で醸造し、売り出したのがタケダワイナリーの始まり。
デラウェア種やマスカット・ベリーA種などを使った「タケダワイナリー」シリーズ(金星ブドー酒の伝統を引き継ぐ、かつての「蔵王スターワイン」)、デラウェア種とブラック・クイーン種を使った「タケダワイナリー アストールワイン」シリーズ(ヴィンテージワイン)ともに上山市と天童市で産する山形県産のブドウを使用しています。
洞爺湖サミットのオープニングの乾杯では、「ドメイヌ・タケダ《キュベ・ヨシコ》」というスパークリングワインが使われ、総理夫人主催の夕食会でデザートワインとして「ドメイヌ・タケダ《ヴァンダンジュ・タルディヴ》」が用いられています。
「ドメイヌ・タケダ《キュベ・ヨシコ》」は、自家農園収穫の厳選されたシャルドネ種100%の白ワインを発泡ワインに仕上げたもので、瓶内二次醗酵・シュールリー期間には3年を費やしています。
発売すぐに完売となる逸品(残念ながら、ほとんど在庫切れです)。
ちなみに、平成30年4月の酒造法改正(「果実酒等の製法品質表示基準」)で、国産ブドウのみを使用し国内で醸造した場合に限ってのみ、「日本ワイン」と表示することができるようになりました(それ以前は、日本で瓶詰めしたワインはすべて国産ワインと表示されていました)。
タケダワイナリーで販売されるワインは、すべてが「日本ワイン」と表示され、もっと厳密にいえば山形ワインということに。
事前に予約すればワイナリー見学も可能(ワイナリー見学に関してはタケダワイナリーの公式HPを参照)。
タケダワイナリー | |
名称 | タケダワイナリー/たけだわいなりー |
所在地 | 山形県上山市四ツ谷2-6-1 |
関連HP | タケダワイナリー公式ホームページ |
電車・バスで | JR茂吉記念館前駅から徒歩15分 |
ドライブで | 山形自動車道山形蔵王ICから約13km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | タケダワイナリー TEL:023-672-0040/FAX:023-673-5175 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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