山形県上山市、羽州街道(うしゅうかいどう)の宿場・楢下宿(ならげしゅく)にある玉こんにゃく、刺身こんにゃくなどの製造メーカーが丹野こんにゃく。本社に併設して、懐石料理のこんにゃく番所、喫茶の日々蒟蒻が併設され、自慢のこんにゃくの購入のほか、こんにゃくメニューを賞味できます。
こんにゃくメインで作った懐石料理が人気
実は山形県はこんにゃくの消費量が全国一。
秋の風物詩「芋煮汁」の具材に使われるなど、生活に密着した食材がこんにゃくなのです。
丹野こんにゃくは、昭和34年創業の山形県内では有名なこんにゃくメーカー。
昭和45年頃から「山形名物玉こんにゃく」を全国各地の催事などで販売するうちに、ぜひ、山形に来て味わってほしいと、回転したのが「こんにゃく番所」です。
昭和61年にオープンした「こんにゃく番所」は、こんにゃくそば(またはこんにゃく粥)を〆にする懐石料理を味わうことができます。
こんにゃくを主として作られた懐石料理は、見た目もまさに普通の懐石料理、それでいてヘルシーということに(かつ値段も手頃)。
「味がないこんにゃくだからこそ、いろいろな食材と相性が良く、無限大にメニューを開発できる」とは、丹野益夫(たんのますお)会長の解説。
しっかり鰹や昆布から出汁(だし)をとれば、その味を吸ったこんにゃくが見事な変身を遂げるというわけなのです。
「こんにゃく番所」の売店では、名物の玉こんにゃく、みそ田楽などを購入することがえきます。
「日々蒟蒻」は、Kon Tea(コンティー)、黒豆風こんにゃくをソフトクリームにトッピングした「こんにゃくソフト」、「こんにゃくぱいケーキ」などを味わうことができる喫茶。
通常のブレンドコーヒーも用意されているので、楢下宿散策の途中、通常の喫茶的に利用することも可能です。
ちなみに、丹野こんにゃく(本家は丹野醤油店)では、敷地内の地下283mから湧き出る水を使用し、昔ながらの製法でこんにゃくを製造しています(だからこそ、地元で愛されるメーカーということに)。
秋田佐竹藩がこんにゃく芋を楢下宿に持ち込んだのが始まりというこんにゃく作りの伝統。
大きく進化しています。
楢下宿 丹野こんにゃく(こんにゃく番所・日々蒟蒻) | |
名称 | 楢下宿 丹野こんにゃく(こんにゃく番所・日々蒟蒻)/ならげしゅく たんのこんにゃく(こんにゃくばんしょ・ひびこんにゃく) |
所在地 | 山形県上山市皆沢諏訪前608-1 |
関連HP | 丹野こんにゃく公式ホームページ |
ドライブで | 東北中央自動車道かみのやま温泉ICから約6km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | こんにゃく番所・日々蒟蒻 TEL:023-674-2351 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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