玉川寺（玉川寺庭園）

山形県羽黒町、羽黒山の麓にある曹洞宗の名刹が、玉川寺（ぎょくせんじ）。建長3年（1251年）開山の禅寺で（開山時は善見山玉泉寺）、玉川寺庭園は国の名勝になっています。開山の了然法明は、朝鮮高麗国の生まれ、中国（南宋）の径山寺で修行した渡来僧です。

玉川寺庭園は国の名勝に

玉川寺庭園は室町時代に作庭され、江戸時代初期に改修された池泉廻遊式蓬莱庭園で、南北に長い瓢箪形の池泉には、鶴、亀をかたどった石組が配されています。
2名以上で2日前までに予約すれば（なるべく早めの予約を）、精進料理を味わうことも可能です。

境内にある玉川遺跡展示場は、縄文時代中期～晩期の遺物と集落跡が出土した玉川縄文遺跡 （たまがわじょうもんいせき）の出土遺物（ヒスイ製の勺玉など）を展示する施設。

「初代出羽海之碑」（しょだいでわのうみのひ）は、現在の出羽海部屋の創始者、出羽海運右エ門（でわのうみうんえもん）が、宝暦9年（1759年）、出羽国田川郡玉川の生まれであることを記念し、生誕200年の昭和34年に建立されたもの。