笛吹市八代郷土館

笛吹市八代郷土館

山梨県笛吹市八代町にある明治18年築で、旧大森銀行の支店にも使われた屋敷を再生した歴史ミュージアムが、笛吹市八代郷土館。経営者の大森慶次郎(おおもりけいじろう)の住宅兼八代支店だった建物を再生。1階には大森銀行の資料、郷土の生活用具、2階には養蚕用具、農耕具などを展示しています。

豪農で銀行家だった大森家の屋敷を資料館に再生

笛吹市八代郷土館

八代郡南八代村(現・笛吹市八代町南)一帯の大地主・大森嘉四郎の子、大森慶次郎は、明治4年生まれ。
明治29年、早稲田大学を卒業し、家督を相続すると大森銀行を甲府に開業。
明治32年に自らの屋敷を八代支店としたもの。
大森慶次郎は、大正7年、山梨県高額納税者として貴族院議員に互選。

大森銀行は昭和10年に第十銀行(現在の山梨中央銀行)に吸収合併され、屋敷は再び再び大森家の居宅に。
昭和46年、敷地と屋敷が大森家から当時の八代町に寄贈され、八代町民で構成される民俗資料収集委員が30年間にわたって収集した民俗資料を、「大森銀行関係資料」などとともに展示しています。

屋根の中央が飛び出している越屋根は、養蚕には重要だった「煙出し」と呼ばれる部分。
敷地内に移築保存された「旧石原家」は江戸中期の民家です。

笛吹市は平成16年10月12日、東八代郡石和町・御坂町・一宮町・八代町・境川村、東山梨郡春日居町が合併して発足、さらに平成18年8月1日、東八代郡芦川村を編入。
市内には、笛吹市春日居郷土館・小川正子記念館、釈迦堂遺跡博物館があります。

笛吹市八代郷土館
名称 笛吹市八代郷土館/ふえふきしやつしろきょうどかん
所在地 山梨県笛吹市八代町南796
関連HP 笛吹市公式ホームページ
ドライブで 中央自動車道笛吹八代スマートICから約800m
駐車場 10台/無料
問い合わせ 笛吹市文化財課 TEL:055-261-3342
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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