甲斐奈神社(一宮町)

甲斐奈神社(一宮町)

甲斐奈神社は山梨県内に笛吹市一宮町、春日居町、そして甲府市と3社あり、そのうち一宮町にある甲斐奈神社は、周辺に甲斐国一之宮である浅間神社(あさまじんじゃ)や甲斐国分寺跡、甲斐国分尼寺跡があることなどから、古代には甲斐国の総社ではなかったかと推測されている古社です。

甲斐国総社と推測される古社

総社とは平安時代に甲斐国の国庁に赴任した国司が、赴任後に国内の各神社を巡拝するしきたりの代わりに、国庁近くに国内のすべての神々を集めて祀った神社を用意したもの。
江戸時代前期までは祭礼の日に笛吹川東側の神主がすべて当社に参集して神楽を奉じたと伝えられています。

本殿の裏には、江戸時代の地誌『甲斐名勝志』や『甲斐国志』に、根回りは大人7人で囲んでも足りないほどの太さを示す「七囲半」と記される「橋立大杉」がそびえていましたが、昭和28年に枯死。
推定樹齢2000年、甲州三大杉の一つに数えられ、天然記念物にも指定されていた御神木です。
その跡に記念碑が立っています。


往時の豪壮な社殿は天正10年(1582年)、相模国の北条氏直と徳川家康が甲斐へ侵攻した際の兵火で焼失しています。
甲斐奈神社の東に隣接する地に築かれた筑前原の塁(ちくぜんばらのるい)は、古代から中世の土塁。
土塁の形状から鎌倉時代以前の官邸跡と推測され、発掘調査では土師器、須恵器、灰釉陶器が出土し、平安時代の遺構ではないかともいわれています。

春日居町の甲斐奈神社も甲斐国総社論社です。

甲斐奈神社(一宮町)
名称 甲斐奈神社(一宮町)/かいなじんじゃ(いちのみやちょう)
所在地 山梨県笛吹市一宮町橋立84
関連HP 笛吹市観光物産連盟公式ホームページ
ドライブで 中央自動車道一宮御坂ICから約2km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 甲斐奈神社 TEL:0553-47-3088
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
甲斐国一宮 浅間神社

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