愛媛県今治市宮窪町宮窪、瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)途中、大島の今治市村上海賊ミュージアム前にある能島水軍桟橋(宮窪漁港)を出航し、能島、船折瀬戸、鶏小島、伯方・大島大橋などを周回するのが、宮窪瀬戸潮流体験。能島水軍の拠点だった海峡の早瀬、渦潮などを体験する所要40分ほどのクルーズです。
能島水軍の歴史を知り、船折瀬戸の潮流を体感
運行日の日中は、1時間間隔で随時運航(2名から運航)で、渦巻く急流の船折瀬戸の潮流を間近に体感できるクルーズです。
能島の周囲は最大8ノット(時速14.8km)にもなる早瀬で、渦巻くことでも知られる海の難所。
この潮流を天然の要害として活かしたのが村上水軍で、周囲720mの能島に6つの曲輪(くるわ)と船だまりを有する城を築き、その南にある周囲240mの鯛崎島(たいざきじま)を出丸とし、南北朝時代〜戦国時代にかけて、一帯を要塞化していました(能島城は続日本100名城に選定)。
海賊衆・能島村上水軍は、瀬戸内海を航行する船舶から通行料を徴収し、その見返りとして水先案内・安全保障を行なうという独自の海上活動を行なっていました。
船折瀬戸は、伯方島と鵜島の間、幅300mの狭い瀬戸(海峡)で、船も折れるほどの潮流というのが名の由来。
宮窪瀬戸潮流体験でも川の流れのような早瀬を体感できることでしょう(潮流体験の船がエンジンを切ると、川下りのように船が回転しながら流されていきます)。
能島周辺の海域(北の船折瀬戸・宮ノ窪瀬戸、東の荒神瀬戸)での潮流は、大潮時の最速で10ノット(時速18.5km)にも及びます。
瀬戸内しまなみ海道・宮窪瀬戸潮流体験では、能島水軍と能島城の歴史、そして船折瀬戸の潮流の両方を体験できるクルーズです。
乗船場には、物産館兼魚食レストラン「水軍レストラン」もあり、海鮮七輪焼き、海鮮丼、10ノット真鯛宮窪鯛めし、大三島産のカキを使ったカキフライ定食、季節限定で鱧天(はもてん)などを味わうことができます。
瀬戸内しまなみ海道・宮窪瀬戸潮流体験 | |
名称 | 瀬戸内しまなみ海道・宮窪瀬戸潮流体験/せつうちしまなみかいどう・みやくぼせとちゅうりゅうたいけん |
所在地 | 愛媛県今治市宮窪町宮窪1293-2能島水軍桟橋 |
関連HP | 瀬戸内しまなみ海道・宮窪瀬戸潮流体験公式ホームページ |
電車・バスで | JR今治駅からせとうちバス大三島行きで28分、石文化運動公園下車、島内バス乗り換えて15分、戸代口下車、徒歩2分 |
ドライブで | 西瀬戸自動車道大島北ICから約3km、西瀬戸自動車道大島南ICから約10km ※大島北ICおよび大島南ICはハーフインターのため、今治・四国方面からは最寄りの大島北ICでは降りられません。逆に本州方面からは大島南ICで降りることができません |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 物産館兼魚食レストラン「水軍レストラン」 TEL:0897-86-3323 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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