愛知県名古屋市中区大須3丁目、名古屋を代表するみそかつの店、みそかつ矢場とん矢場町本店。名古屋人なら知らない人はいないというみそかつの名店。この店がルーツという説もあります。1年半熟成させた天然醸造の豆味噌を使用したみそだれは、創業当時そのままの味。
名古屋名物みそかつの元祖ともいえる店
「とんかつにみそをかけたもの」がみそかつというイメージがありますが正確には、どて鍋(豆みそで煮込んだもつの煮込み)のみそにかつをドボンと浸したもの。
昭和20年創業の矢場とんは、創業当初は屋台でどて鍋を出していましたが、屋台の客が串かつをどて鍋のみそにドボンと浸して「こりゃ、うみゃー!」となったのがみそかつの始まりとか。
創業者の鈴木義夫は、これをヒントに秘伝のみそだれを完成させ「矢場のとんかつ」の店を名古屋市電大津町線の南大津通四丁目電停前に創業。
これが矢場町本店のルーツで、その後、「愛・地球博」で、全国区となり、東京銀座店、福岡JR博多シティ店など全国展開を果たしています。
天然醸造の豆みそを使うため、名古屋めしの代表格にもあげられる矢場とんですが、店としては今も「とんかつの品質を追求するとんかつの店」という姿勢。
「毎日食べてもおいしい味」を追求して、今の矢場とんになったのだとか。
そんな矢場とんですが、名古屋を訪れたなら、ぜひ本店へ。
というのも鹿児島産生黒豚を使う店は出荷量から限定されているから。
その店のひとつが矢場町本店で(栄ラシック店、名古屋駅名鉄店、中部国際空港店、東京銀座店でも提供)、黒豚ひれとんかつ、黒豚ロースとんかつ、黒豚わらじとんかつ(いずれもサラダ付)を提供。
アクセスに便利な「矢場とん名古屋エスカ店」には訪日外国人客も訪れていますが、なるべくなら矢場町本店に足を伸ばしましょう。
創業当初からのロングセラーメニューの串かつ(ロース串かつ、ひれ串かつ)なら屋台の時代を彷彿させるのに充分。
持ち帰り弁当、みそかつサンドも用意されています。
みそかつ矢場とん矢場町本店 | |
名称 | みそかつ矢場とん矢場町本店/みそかつやばとんやばちょうほんてん |
所在地 | 愛知県名古屋市中区大須3-6-18 |
関連HP | みそかつ矢場とん公式ホームページ |
電車・バスで | 地下鉄上前津駅、矢場町駅から徒歩6分。または、地下鉄大須観音駅から徒歩10分 |
ドライブで | 名古屋高速2号東山線白川出口から約2km。または、名古屋高速都心環状線東別院出口から約1km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | みそかつ矢場とん矢場町本店 TEL:052-252-8810 |
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