東海道では貴重な本陣遺構が残る二川宿(ふたがわしゅく/愛知県豊橋市)。商家「駒屋」は、二川宿で商家を営むかたわら、問屋役や名主などを勤めた田村家の遺構で、主屋・土蔵など8棟の建物が現存し、公開されています。二川宿の本陣と旅籠屋が現存し、資料館が併設される「二川宿本陣資料館」とあわせて見学を。
代々、善蔵を世襲した二川宿随一の有力商家
平成14年に田村家から建物の寄附を受け、豊橋市が土地を購入、主屋、脇門、離れ座敷、茶室、南土蔵、中土蔵、北土蔵、北倉が復原され、平成27年から公開されています。
「駒屋」の当主は善蔵(ぜんぞう)を世襲名とし、二川宿内随一の有力者として、宿役人や村役人を務めていました。
安政2年(1855年)、幕府への献金によって苗字を名乗るようになっています。
現存する主屋は、文化10年(1813年)、7代当主・善蔵常政が隣接地を購入して敷地を広げた際のもので、安政元年(1854年)の大地震で大破し、翌年に大修繕が行なわれています。
脇門、離れ座敷、茶室などは明治以降のもの。
商家「駒屋」 | |
名称 | 商家「駒屋」/しょうか「こまや」 |
所在地 | 愛知県豊橋市二川町新橋町21 |
関連HP | 商家「駒屋」公式ホームページ |
電車・バスで | JR二川駅から徒歩17分 |
ドライブで | 東名高速道路豊川ICから約18km |
駐車場 | 二川宿本陣駐車場、二川宿本陣資料館第2駐車場を利用 |
問い合わせ | 商家「駒屋」 TEL:0532-41-6065 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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