東山給水塔

東山給水塔

愛知県名古屋市千種区にある名古屋市上下水道局の給水施設。大正10年8月22日の大合併での市域倍増を機に、水道施設の拡充が図られ、東山の丘陵地を利用し、昭和5年に完成した鉄筋コンクリート製、高さ37.85mの給水塔が東山給水塔。名古屋市最古の給水塔(配水塔)です。近代水道百選にも選定。

「ムーミンの家みたい」とSNSなどで話題に

大正10年8月22日、愛知郡呼続町、愛知町、千種町、八幡村、小碓村、笠寺村、荒子村、中村、常磐村、東山村、御器所村、西春日井郡枇杷島町、清水町、杉村、六郷村、金城村を編入。
名古屋市の隣接町村のすべてを編入したことになり、市域が倍増しています。

そのため「東山配水塔」として昭和5年に完成したのが、現在の東山給水塔。
当初の姿は現在とは異なり、煙突のような筒形でした。
設計は名古屋市演劇練習館(旧稲葉地配水塔)と同じ、名古屋市水道部の成瀬薫。

名古屋市東部がさらなる発展を遂げ、東山配水塔が配水していた区域が昭和44年に完成した猪高配水場(名東区)の区域に切り替えられたことにより、現役を引退。
破却を惜しむ市民の声が多く、震災対策用の給水塔に役割を変更して残すことになったもの。
そのため旧来の東山配水塔ではなく、現在では東山給水塔と呼ばれているのです。

塔の給水タンクには常時300立方メートルの水を蓄え、いざという時には1人1日3リットル必要として10万人分の飲料水が確保されているのだとか。

最近では「ムーミンの家みたい」とSNSなどで話題に。
近代水道百選、名古屋市都市景観重要建築物に選定。
公開され、塔の上まで上ることができる特別公開日が設けられています。

東山給水塔
名称 東山給水塔/ひがしやまきゅうすいとう
所在地 愛知県名古屋市千種区田代町四観音道西
関連HP 名古屋観光コンベンションビューロー公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄東山線覚王山駅から徒歩10分
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 名古屋市上下水道局広報サービス課 TEL:052-972-3608/FAX:052-972-3710
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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