蒸ノ湯温泉(ふけのゆおんせん)は、八幡平の山上、標高1100mにある出湯。開湯は宝永年間(1704年~1710年)と伝えられ、子宝の湯として有名です。地熱を利用した「ふかしの湯」として賑わい、その名が付きました。日本秘湯を守る会加盟の一軒宿の旅館「ふけの湯」は、日帰り入浴も可能。
八幡平最古の湯治場が、設備充実の素敵な秘湯として人気
八幡平最古の温泉場という蒸ノ湯温泉。
八幡平温泉郷(蒸ノ湯温泉、玉川温泉、後生掛温泉、大沼温泉、大深温泉)として環境省の国民保養温泉地に指定されています。
八幡平アスピーテライン、樹海ラインが通じているので、手軽に雲上の秘湯でリフレッシュ可能。
敷地内に泉質の異なる3本の源泉(単純泉・単純酸性泉)があり、かけ流しで湯船に注がれています。
神経痛、筋肉痛、関節痛などの効能が大。
雲上の野天風呂が人気ですがオンドルにも注目
総ヒバ造りの男女別の内湯、屋根付きの露天風呂、枡風呂・樽風呂、つげ義春が漫画に描いた「オンドル」、徒歩2分の場所にあるふけの湯名物野天風呂(混浴、一部が女性専用)で秘湯が存分に楽しめます。
とくに野天風呂は、源泉の脇にあり、背後からはモクモクと蒸気が立ち昇っています。
部屋は、和室の本館と、和洋室の新館。
食堂は、昼には食事処として営業しています。
夕食は、こだわりの「蒸ノ湯式薬膳」になっており、春の山菜、秋のきのこも楽しみの一つ。
蒸ノ湯〜大谷地〜長沼〜八幡平山頂というトレッキングコースの起点にもなっているので、山好きの人なら蒸ノ湯に泊まって長沼ピストン、あるいは八幡平アタックにも注目です。
オンドル小屋に注目!
朝鮮半島で普及している床下暖房がオンドル(온돌、溫突、温突)。飛鳥時代の日本に渡ってきた渡来人はこのオンドルを使っていたのだとか。
東北の地熱のある湯治場では、温泉の蒸気を床下に通したり、地熱を利用するオンドル小屋が名物になっています。
蒸ノ湯温泉も源泉地帯に小屋掛し、なかに寝転ぶというスタイル。地熱を活かした温泉療法のひとつです。
蒸ノ湯温泉には現在、湯治場がないので、明るい雰囲気で体験オンドルが楽しめます。
東北の地熱のある湯治場では、温泉の蒸気を床下に通したり、地熱を利用するオンドル小屋が名物になっています。
蒸ノ湯温泉も源泉地帯に小屋掛し、なかに寝転ぶというスタイル。地熱を活かした温泉療法のひとつです。
蒸ノ湯温泉には現在、湯治場がないので、明るい雰囲気で体験オンドルが楽しめます。
蒸ノ湯温泉 | |
名称 | 蒸ノ湯温泉/ふけのゆおんせん |
所在地 | 秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林内 |
関連HP | 秋田県観光連盟公式ホームページ |
電車・バスで | JR鹿角花輪駅から八幡平頂上行きバスで1時間8分、ふけの湯温泉下車 |
ドライブで | 東北自動車道鹿角八幡平ICから約32km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 蒸ノ湯温泉 TEL:0186-31-2131/FAX:0186-31-2002 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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