法体の滝

鳥海山を源にし、その雪解け水を集めて落下する落差約58mの壮大な滝が、法体の滝(ほったいのたき)。子吉川上流に位置し、一の滝、二の滝、三の滝が3段となって落下。このうち三の滝の瀑布は美しい末広がりを見せますが、その様子がまるで法衣をまとった僧に似ていることから、「法体」の名がついたとか。「日本の滝百選」に選定。

「鳥海山は巨大な天然のダム」を認識できる美しい滝

最下段がいちばんの大滝
散策路から上部の2段を観賞

法体の滝の落差は1段目13m、2段目2.4m、3段目42mの合計57.4mで、流長100mの巨瀑。
傍らには滝見台も用意されています。
また、鳥海山を源にしながら、鳥海山を正面にするという構図は、子吉川は上流部の赤沢川、上玉田川が大きく孤を描いて流れているため。

法体の滝一の滝の上流部や二の滝の河床には、10万年前に流出した安山岩溶岩流(法体溶岩)が削られて誕生した多くの甌穴(おうけつ)があり、滝はこの甌穴群とともに秋田県の名勝および天然記念物に指定。
つまり法体の滝は、法体溶岩流の側端の壁に懸かっている滝なのです。
「鳥海山は巨大な天然のダム」ということを改めて認識させてくれるダイナミックな自然は、鳥海山・飛島ジオパークのジオサイトになっています。

また法体の滝の前に広がる広い園地は、親水公園(法体園地)として整備され、法体園地キャンプ場(テントサイト100、炊事場、トイレ、レストハウス、東屋、ロッジ、バリアフリートイレ)も整備されています。

紅葉時期が人気ですが、ブナの新緑は水量も豊富で見逃せません!

春は雪解けで水量が増し、新緑シーズンは実に見事。
法体の滝周辺の紅葉の見頃は、例年10月中旬~11月上旬で、10月中旬〜下旬には法体園地で『鳥海高原法体の滝紅葉まつり』が開催されています。

法体の滝のすぐ上流部に位置する玉田渓谷までの自然探勝路約2.5kmを含め、散策にも絶好のエリアとなっています。
この自然探勝路、国有林内に敷かれたかつての森林軌道(直根森林鉄道)を利用した散策路なので、林道のようでファミリーでの散策に絶好。
一の滝入口(駐車場)から渓谷林道コース終点まで片道45分ほどです。

周囲はブナ林に囲まれ、とくに紅葉の時期には多くの観光客でにぎわいをみせます。
美しい森は、法体の滝特定地理等保護林、水源涵養保安林、鳥海国定公園第1種特別地域として保護されています。

法体の滝とすぐ上流部の玉田渓谷は美しい渓谷となっていますが、その上部には穏やかで川幅の広い渓流も。
これは鳥海山の地層は噴火の度に流れ出た溶岩によって、まるでバウムクーヘンのようになっているため段々になっているのです。

駐車場から滝までは徒歩5分。滝では平成21年に公開された映画『釣りキチ三平』(監督:滝田洋二郎、主演:須賀健太)のロケ地にもなっています。
映画『釣りキチ三平』では、クライマックスシーン巨大岩魚の住む「夜泣谷」として登場しています。

紅葉の見頃は例年10月中旬~11月上旬

法体の滝 DATA

名称 法体の滝/ほったいのたき
所在地 秋田県由利本荘市鳥海町百宅
関連HP http://www.yurihonjo-kanko.jp/
電車・バスで 由利高原鉄道矢島駅から羽後交通バス百宅行きで20分、終点下車、徒歩30分
ドライブで 湯沢横手道路雄勝こまちICから約52.6km(1時間30分)
駐車場 100台/無料
問い合わせ 由利本荘市観光協会TEL:0184-24-6376/FAX:0184-24-3044
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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プレスマンユニオン編集部

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