青森県八戸市、南部藩の総鎮守で、奥州二ノ宮・南部一ノ宮の歴史をもつ櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)の裏参道に位置する、大正10年、松田萬次郎氏が創業の和菓子屋が萬榮堂(まんえいどう)。夢に鶴が現れたことから名付けられたという「元祖鶴子まんじゅう」が名物です。
表面に糖分が浮き出てくる数日後が食べ頃
「元祖鶴子まんじゅう」は、作りたてから2、3日後の方がしっとりとしておいしいという、不思議な饅頭。
焼きたてはやや固く、しだいに糖分が表面に出てくるのだとか。
青森県の県南地方で採れる小麦粉と黒砂糖の蜜で生地をつくり、真鍮製のボウルでこねるという手作業でつくる小型のまんじゅう。
生地のこね具合で焼き上がりも違ってくるということで、最後に米粉をまぶす作業まで、今もすべて手作りです。
今は、3代目で八戸市卓越技能者に認定される松田智司(まつたさとし)さんが、地元産の小麦粉にこだわり元祖の味を守り続けています。
鶴子まんじゅうという名は、地元の明治小学校の教師・藤田ツルさんが好んでお買いに来られていたことから「鶴子まんじゅう」と名付けたのだとか。
地場産の粉にさとうきび、黒砂糖を混ぜ餡を包んだ八幡亀子、餡は紫芋餡を使い、くるみを加えた国宝合掌土偶人形焼も販売。
萬榮堂 | |
名称 | 萬榮堂/まんえいどう |
所在地 | 青森県八戸市八幡五日町2-9 |
電車・バスで | JR八戸駅からタクシーで5分 |
ドライブで | 八戸自動車道八戸ICから約4.5km |
駐車場 | 12台/無料 |
問い合わせ | 萬榮堂 TEL:0178-27-3017/FAX:0178-27-7363 |
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