道の駅瀞峡街道 熊野川

道の駅瀞峡街道 熊野川

和歌山県新宮市熊野川町を走る国道168号沿いにある道の駅が道の駅瀞峡街道熊野川(みちのえきどろきょうかいどうくまのがわ)。本宮から新宮へ向かうほぼ中間点に位置し、道の駅下の河原には熊野川川舟下りの乗船場があります。めはり寿司も付いた茶がゆ定食などが人気の「かあちゃんの店」を併設、人気を集めています。

「かあちゃんの店」が営業中!

平成23年8月25日の台風第12号(紀伊半島豪雨)で熊野川が氾濫、土石流が生じて施設が流失するなど被害を受けていますが(道の駅敷地内に紀伊半島大水害の慰霊碑を建立)、常設トイレ、「かあちゃんの店」などが再整備されています。
「かあちゃんの店」では地元で「忠度もち」(ただのりもち)と呼ばれる粒あんのよもぎ餅も販売。

「忠度もち」の忠度とは、伊勢平氏の棟梁・平忠盛の六男、一ノ谷の戦いで討ち死にした平忠度(たいらのただのり)のこと。
熊野川町で生まれ育ったという伝承があり、それに因んだよもぎ餅なのです。
ちなみに、かつて無賃乗車のことを薩摩守(さつまのかみ)と俗にいったのは、平忠盛の官位が薩摩守で、薩摩守忠度(さつまのかみただのり)を洒落て、薩摩守とした隠語。
狂言『薩摩守』にも、神崎の渡しでの舟に無賃で乗船する話があるので、古くからの隠語であることがわかります。

熊野川舟下りは、道の駅「瀞峡街道 熊野川」の「熊野川川舟センター」から乗船し、熊野速玉大社近くの権現河原まで1時間30分の川下りを楽しむもので、往時の皇族が熊野三山巡拝に利用した川舟下りを復活させたもの(乗船にあたっては「熊野川川舟センター」に電話予約が必要、増水時などで運航していないことも)。

道の駅瀞峡街道 熊野川
名称 道の駅瀞峡街道 熊野川/みちのえきどろきょうかいどう くまのがわ
所在地 和歌山県新宮市熊野川町田長47
ドライブで 阪和自動車道南紀田辺ICから約71km
駐車場 43台/無料
問い合わせ 林業総合センター TEL:0735-44-0356
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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