大間崎

本州最北端の岬が青森県下北郡大間町の大間崎(おおまざき)。津軽海峡を隔てて北海道、亀田半島の汐首岬(しおくびみさき/函館市)までは17.5kmしかないので晴れた日には恵山、函館山など北海道も指呼のうち。「ここ本州最北端の地」と記された碑が立つのでまずはここで記念撮影を。

北海道を眺めるここが本州の最北端

「まぐろ一本釣の町おおま」モニュメント
石川啄木歌碑

大間崎の「まぐろ一本釣の町おおま」モニュメント横の「大間崎レストハウス」では「本州最北端大間崎到着証明書」を販売(冬季は大間町観光協会で販売)。
また、「まぐろ一本釣の町おおま」モニュメント背後に建つ、大間産本マグロを販売する「大間観光土産センター」でも「本州最北端到着証明書」を販売。

大間は平成12年のNHK連続テレビ小説『私の青空』の舞台になった岬。
ドラマの主人公・北山なずな(田畑智子)の父・北山辰男(伊東四朗)は、大間一のマグロ漁師という設定で、大間崎周辺にロケ地が残されています。

津軽海峡に臨む大間崎は、外国の艦隊などの通行を監視するため要塞が築かれました。
ワシントン海軍軍縮条約で廃艦となった巡洋艦「伊吹」の30cmカノン砲2門は大間崎に設置され、大間崎砲台となりました。
さらに、大正13年には大間崎砲台が起工し、昭和2年に函館要塞司令部が津軽要塞司令部と改名され、津軽海峡を臨む地の要塞化が進みました。

大間崎の背後、北通り総合文化センター・ウイング周辺がその大間崎砲台のあった場所です。

本州最北端の地碑

本州四端踏破ラリー実施中

ちなみに本州最東端は、魹ヶ崎(岩手県宮古市)、本州最南端は潮岬(クレ崎/和歌山県串本町)、そして本州最西端は毘沙ノ鼻(山口県下関市)で、岩手県宮古市、山口県下関市、和歌山県串本町、青森県大間町で構成する本州四端協議会が、地域活性化のために『本州四端踏破ラリー』を実施しています。

毘沙ノ鼻

本州の最西端は下関市の毘沙ノ鼻(びしゃのはな)。日本海(響灘)に突き出した岬で沖合には蓋井島(ふたおいじま)があります。毘沙ノ鼻の南側には戸屋ノ鼻もありますが、惜しくも僅差で本州最西端の座を譲っています。大河原(おおこら)集落から峠越えの車

魹ヶ埼灯台

本州最東端の岬、魹ヶ崎に立つ魹ヶ埼灯台(とどヶ埼灯台)。秘境である重茂半島の魹ヶ崎には、明治35年に灯台が初点灯。終戦間際に被災し、現在の灯台は昭和25年に再建された2代目です(内部の見学は一般公開日以外は不可)。三陸復興国立公園のエリア内

クレ崎

本州最南端の潮岬。国土地理院の地図を見ると、正確には潮岬という突端はなく、潮岬灯台が建つのは御崎(みさき)、そして芝生が広がる潮岬南端の台地の先に位置するのがクレ崎で、ここが真の本州最南端。本州最南端の岬は磯釣りの人気スポット釣り人には有名

大間崎
名称大間崎/おおまざき
所在地青森県下北郡大間町大間
関連HP大間町観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR下北駅から下北交通バス大畑行きで42分、終点下車、下北交通バス佐井車庫行きに乗り換えて58分、大間崎下車
ドライブで東北自動車道青森ICから約179km
駐車場町営駐車場(60台/無料)
問い合わせ大間町観光協会 TEL:0175-37-2233/FAX:0175-37-2234

大間埼灯台

本州最北端、下北半島大間崎のさらに沖合にある弁天島に建つ灯台が、まさに本州最北端の大間埼灯台。津軽海峡の航路の安全を守るために大正10年11月1日に初点灯(昭和27年の十勝沖地震で破損し、昭和28年2代目を再建)。白と黒のツートンカラーに塗

 

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