来々軒

来々軒

青森県弘前市茂森町にある「津軽ラーメンの原点」ともいわれる中華料理の老舗が来々軒。大正末から昭和初頭に屋台で営業を開始し、青森県内で初めてラーメン店として営業を始めたのが「来々軒」。現在は3代目となる鈴木順司さんが店を切り盛りしています。

正統派の「津軽ラーメン」の原点がここに!

初代の呉銘徳さんが、弘前の繁華街、下土手町の百貨店前で、屋台で中華そばを出したのが始まり。
その後、百石町に店を構え、後に、現在地に店を移しています。
映画『津軽百年食堂』(平成23年公開、原作:森沢明夫、主演:藤森慎吾・中田敦彦/オリエンタルラジオ)のモチーフとなった「三忠食堂本店」などとともに、3代続く「津軽百年食堂」の一軒です。

鰯(いわし)の焼き干し、煮干しをベースに、鶏ガラや昆布の旨みが溶け込んだスープ。
映画『津軽百年食堂』でも、津軽そばの出汁(だし)を鰯の焼き干しでとっていますが、津軽地方の出汁のベースは、陸奥湾で揚がる鰯の焼き干しと昆布。
それを醤油ダレと合わせて、中華麺に絡めたのが、正統派の「津軽ラーメン」です。

来々軒では麺にもこだわり、自家製の麺を使用。
自家製の麺も「その日の気温や湿度で、微妙に生地の加減は変わるので、非常に難しい」(当主の鈴木順司さん)とのこと。
これを、スープにうまく絡むようにと、茹でる前に手もみしています。

この来々軒、ラーメン専門店というわけではなく、メニューにはチャーハン、天津飯、八宝菜、酢豚、餃子なども並ぶ、中華料理店。
「来々軒のチャーハンが食べたくて仕方ない」という常連も多く、チャーハンに餃子という人もちらほら。

来々軒
名称 来々軒/らいらいけん
所在地 青森県弘前市茂森町16
電車・バスで 弘南鉄道中央弘前駅から徒歩15分
ドライブで 東北自動車道大鰐弘前ICから約11km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 来々軒 TEL:0172-32-4828
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ