青森県西津軽郡深浦町深浦、深浦港を望む猿神鼻に建つのが深浦町歴史民俗資料館・美術館。深浦は、江戸時代から明治時代に、北前船の風待ち湊として栄えた歴史を有していますが、古代から現代までの深浦町の歴史を解説する資料館と、郷土の画家の作品などを展示する美術館が併設されるミュージアムです。
縄文時代の板状土偶なども展示
昭和55年11月に開館した深浦町歴史民俗資料館・美術館は、正倉院風の校倉造(あぜくらづくり)の建物が印象的。
深浦町には、尾上山遺跡(縄文時代には落とし穴を掘った狩猟場、平安時代の集落)など縄文遺跡も多く、一本松遺跡から出土した「板状土偶」(高さ24.9cm)は、縄文時代中期(5000年前~4000年前)のもので、過去には大英博物館に展示されたことがある貴重な遺物です。
厳しい自然と共存しながら暮らした祖先の暮らしを紹介する「暮らしの民具コーナー」も、町民が持ち寄った民具が数多く、充実しています。
美術館では深浦町出身の彫刻家・大屋義昌の作品、深浦町が、平成4年から11年間にわたって開催した『青森県選抜美術作家展』で収集した作品などを収蔵展示しています。
深浦町歴史民俗資料館・美術館 | |
名称 | 深浦町歴史民俗資料館・美術館/ふかうらまちれきしみんぞくしりょうかん・びじゅつかん |
所在地 | 青森県西津軽郡深浦町深浦苗代沢80-1 |
関連HP | 深浦町公式ホームページ |
電車・バスで | JR深浦駅から徒歩5分 |
ドライブで | 秋田自動車道能代南ICから約69km。東北自動車道浪岡ICから約77km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 深浦町歴史民俗資料館・美術館 TEL:0173-74-3882/FAX:0173-74-3882 |
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