2024年8月24日(土)〜8月25日(日)、山口県下関市で『第47回しものせき馬関まつり』が開催。馬関(ばかん)とは下関の旧名。赤間関(あかまがせき)の「間」の字に「馬」の字をあてて馬関です。下関駅前から唐戸地区までで夜市が開かれ、総勢5000人が『平家踊り』のパレードを行ないます。
40万人が来場する山口県下最大の夏祭り
昭和49年、下関青年会議所が町の活性化を目的に「歌と踊りとみんなの夜市」を開いたのが始まり。
昭和53年から『馬関まつり』となり、現在では山口県下最大の夏祭りにまで発展しています。
メインは日曜19:00~20:00に国道9号細江大通りでの『平家踊総踊り大会』。
二上がりの三味線(はでで陽気に高揚させてくれます)と、高低2種類の勇壮な太鼓と空樽(からだる)からなる囃子(はやし)をバックに、七七調を基本とした口説き節の音頭のリードで「糸繰り式」で踊るもの。
平家一門供養のため踊られたのがルーツと伝わっています。
土曜15:15~18:30に姉妹都市広場~海峡ゆめ広場で行なわれる『朝鮮通信使行列再現』は、室町時代から江戸時代にかけて17回を数えた朝鮮通信使の下関上陸(下関寄港は11回)を再現したもの。
朝鮮通信使は、江戸時代(12回)、釜山から海路、対馬に寄港。
それから馬関(下関)を経て瀬戸内海を東へ航海し、大坂(現・大阪)からは川御座船に乗り換えて淀川を遡航(そこう)し、淀から輿(三使)、馬(上・中官)と徒歩(下官)で行列を連ね、陸路を京を経て江戸に向かったのです。
下関では饗応料理でもてなしましたが、朝鮮通信使の下関での客館は、赤間神宮の前身である阿弥陀寺です。
ちなみに、「朝鮮通信使に関する記録ー17世紀~19世紀の日韓間の平和構築と文化交流の歴史」(日本側48件209点、韓国側63件124点)はユネスコの「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録されています。
山口県内からも、『正徳元年朝鮮通信使進物目録』(山口県立博物館所蔵)など、下関市、上関町、山口県の8件25点が登録されています。
第47回しものせき馬関まつり|下関市|2024 | |
開催日時 | 2024年8月24日(土)〜8月25日(日) |
所在地 | 山口県下関市 |
場所 | 市内一円 |
関連HP | しものせき馬関まつり公式ホームページ |
電車・バスで | JR下関駅から徒歩5分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 下関まつり合同会議事務局(下関市観光政策課内)TEL:083-231-1350/FAX:083-231-1853 |
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