意外に知られていませんが、滋賀県も湖北地域、湖西地域はツキノワグマの生息エリア。とくに湖西地域では比叡山のある大津市が、山から里へと降りてくる熊もいるため、県都でありながら遭遇率が高い都市となっています。大津市では「大津市ツキノワグマ出没マップ」を作成しているので、事前に出没状況の確認が可能。
比叡山周辺や山麓の門前町・坂本でも熊の目撃例が!
ツキノワグマは木の実が不足すると人里に現れる傾向があることから、滋賀県では毎年、生息する湖北地域と湖西地域で結実状況の調査を行なっています。
近年は、地球温暖化の影響もあってか、ブナやミズナラは凶作、不作の年が多く、熊が里へ降りる危険性も高まっています。
ブナが「凶作」だった2024年は年間178件という目撃例ですが、今後は高止まりする可能性が高まっています。
大津市では、比叡山のお膝元で僧坊が並ぶ門前町の坂本本町、日吉大社のある坂本5丁目での目撃例もあるので、注意が必要です。
「ツキノワグマらしき動物」の目撃例なので必ずしも熊とは限りませんが、比叡山周辺では京都府側を含めてこれまでもツキノワグマの目撃例は数多く報告されているので、早朝や夕方などにはとくに注意が必要です。
比叡山延暦寺(大津市)も「比叡山周辺でクマの目撃情報が寄せられております。山内とくに登山道を通られる際は十分にご注意ください」と注意を呼びかけ、大津市と京都府のクマ出没情報(地図)を参照するように案内しています。
| 滋賀県大津市の熊出没状況は、「大津市ツキノワグマ出没マップ」でチェックを! | |
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