六道珍皇寺
承和年間(834年~848年)、山代淡海(やましろのおおえ)が国家鎮護のために創建したと伝わる古刹が六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)。六道とは、仏家のいう地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の6種の冥界をさし、平安時代に東…
承和年間(834年~848年)、山代淡海(やましろのおおえ)が国家鎮護のために創建したと伝わる古刹が六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)。六道とは、仏家のいう地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の6種の冥界をさし、平安時代に東…
平安初期に厄除け、旅行安全の神として建立された古社が、京都市東山区粟田口に鎮座する粟田神社(あわたじんじゃ)。石段下の道は旧東海道・東山道にあたり、一帯は「京の七口」のひとつ粟田口にあたります。源義経は奥州に向かう際に、…
平安京の鬼門にあたるため、桓武天皇(かんむてんのう)が不動明王を安置したことに始まる真言宗の単立寺院が狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)。明治の廃仏毀釈後荒廃したものを昭和19年に再興。現在は芸事の上達や交通安全祈…
安芸(あき=元・広島県西部)の宮島に鎮座する厳島神社は、社伝によれば推古元年(593年)創建という古社。海に浮かぶような現在の社殿配置は、久安2年(1146年)に平清盛が造営を行なっています。社殿から200m沖に建つ大鳥…
日本三景のひとつ安芸(あき=広島県西部の旧国名)の宮島にある厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、社伝によれば推古元年(593年)創建と伝えられる古社。久安2年(1146年)に平清盛が現在の海に浮かぶような社殿の造営を行なっ…
広島県廿日市市の宮島(厳島)にある真言宗御室派の大本山が大聖院。宮島で最古の歴史を有する寺で、神仏習合の明治初年までは、厳島神社を管理する別当寺でした。つまりは、神仏分離、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れるまで、厳島神社を始め、周…
宮島に鎮座する世界文化遺産に登録の厳島神社(いつくしまじんじゃ)。現存する本殿は、元亀2年(1571年)、毛利元就(もうりもとなり)が改築したもので、国宝。本殿に祀られるのは、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫…
宮島の中央にそびえる弥山(みせん)山上にある大聖院の堂宇のひとつが三鬼堂。鬼の神である三鬼大権現(さんきだいごんげん)を祀る堂で、「福徳」、「智恵」、「降伏」の徳を備えた霊験あらたかな弥山の守護神です。三鬼大権現は、真言…
広島県廿日市市、宮島(厳島)の中央にそびえる標高535mの霊山が弥山(みせん)。空海が修行をしたという伝説の地で、霊山ゆえに弥山原始林(天然記念物)が残され、世界文化遺産「厳島神社」の構成資産にもなっています。山頂の宮島…
厳島神社宝物館に隣接する寺で、亀居山放光院とも称し、明治維新までは厳島神社の修理造営を司っていた由緒ある寺。開基は不詳ですが鎌倉時代の建仁年間(1201年~1203年)、僧・了海が再興しています。真言宗高野山派に属し、八…
小倉藩初代藩主・細川忠興(ほそかわただおき)が元和3年(1617年)、豊前国の総鎮守として小倉鋳物師町に創建した神社(当初は祇園社)。昭和9年に旧小倉城内に移築され、厄払いの神として有名な須佐之男命(すさのおのみこと)な…
宇佐神宮、石清水八幡宮とともに日本三大八幡宮のひとつに数えられる福岡市に鎮座する古社が筥崎宮(はこざきぐう)。平安時代初期の延喜21年(921年)、醍醐天皇が神託により大陸・玄海灘に面した地に、国家鎮護のため壮麗な社殿を…
『日本書紀』によれば、神功皇后が新羅出兵の際に、住吉神の神託もあって戦争に勝利したと記されるのが底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の住吉三神です。全国に6…
日本全国に2130社近くある住吉神社では最古の歴史を有し、全国住吉神社の始源といわれるのが福岡市博多区住吉に鎮座する住吉神社。筑前国一之宮。祭神は底筒男命(そこつつおのみこと)、中筒男命(なかつつおのみこと)、表筒男命(…
山口県下関市一の宮にある古社で、大阪の住吉大社、博多の住吉神社とともに日本三大住吉に数えられるのが長門一宮住吉神社。神功皇后の三韓平定後に凱旋、当地に祠を建てたのが始まりと伝わる神功皇后ゆかりの神社。以来、軍事・海上交通…
山口県下関市で「関の氏神さま」と尊崇される古社、亀山八幡宮。貞観元年(859年)創建と伝えられ、行基が宇佐八幡宮から京の石清水八幡宮に分霊を勧請する際に、この地に立ち寄り仮の社を造ったのが始まりとされています。当時は島だ…
商売繁盛、芸能上達の神様として知られ、繁華街などにも祀られているのが「お稲荷さん」と通称される稲荷神(いなりのかみ、いなりしん)。日本三大稲荷とされるのが、伏見稲荷大社(京都市)、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)、そして豊川…
日本三大美肌の湯ともいわれる、嬉野温泉にある室町時代以前の創建という古社が豊玉姫神社。祭神の豊玉姫は、海の神・綿津見神(わたつみ)の娘で、竜宮城の乙姫様にあたります。日向国(宮崎県)から勧請されたと伝えられています。境内…