八重垣神社・連理玉椿(夫婦椿)

八重垣神社・道理玉椿(夫婦椿)

島根県松江市に鎮座する八重垣神社社前の連理玉椿は夫婦椿とも呼ばれ、その昔、稲田姫命(いなだひめのみこと)が2本の椿の枝を立て、それが芽を出し一身同体になったと伝えられる不思議な椿。境内には社殿横の乙女椿、佐久佐女の森入口の子宝椿と3本の夫婦椿があります。

良縁ばかりでなく、美容にもご利益が絶大とか

八重垣神社・連理玉椿(夫婦椿)
佐久佐女の森入口の子宝椿

連理玉椿(夫婦椿)は、良縁ばかりでなく、美容にもご利益が絶大で、東京資生堂の花椿会は、この椿に由来するとも。

資生堂は、明治5年、海軍病院出身の福原有信が、軍医頭の松本良順などの協力を得て銀座(京橋区出雲町)に開いた、医師処方箋に従って調剤する西洋薬の調剤薬局「資生堂」(『易経』の「万物資生」から命名)が前身。
その後、売薬、高級石鹸『福原衛生歯磨石鹸』や 『脚気丸』の販売を経て、明治30年に化粧品に進出。
高等化粧料として『オイデルミン』(化粧水)、『花たちばな』(ふけ取り香水)などを西洋風の便で発売し、ブランドイメージを確立しました。

第一次大戦後にそれまでの鷹マークから花椿に変更。
花椿を選び、自らデザインしたのは、福原有信の三男でコロンビア大学薬学部を卒業の福原信三ですが、椿が日本原産で、アメリカでは高級花木で、『香油花つばき』の売れ行きが好調だったことがありました。

銀座の「花椿通り」は、昭和初期に出雲から移植した出雲椿(ヤブツバキ)が街路樹として植えられたことが名の由来。
資生堂の創業が、京橋区出雲町だったことから、「花椿」マークも出雲椿を意識したのかもしれません。
 

八重垣神社・連理玉椿(夫婦椿) DATA

名称 八重垣神社・連理玉椿(夫婦椿)/やえがきじんじゃ・れんりたまつばき(めおとつばき)
所在地 島根県松江市佐草町227
関連HP 八重垣神社公式ホームページ
電車・バスで JR松江駅から一畑バス八重垣ループ15分、八重垣神社下車
ドライブで 山陰自動車道松江玉造ICから約3.8km
駐車場 150台/無料
問い合わせ TEL:0852-21-1148/FAX:0852-22-9156
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
八重垣神社・鏡の池

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2018年11月28日
八重垣神社

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