不老橋
和歌浦に架かるアーチ型の石造人道橋。片男波松原にあった紀州東照宮御旅所の移築に際して架けられたもので、幕末の1851(嘉永4)年の竣工。紀州東照宮の『和歌祭』に紀州徳川家や東照宮の神官が御旅所に向かう「御成道」に架けられ…
和歌浦に架かるアーチ型の石造人道橋。片男波松原にあった紀州東照宮御旅所の移築に際して架けられたもので、幕末の1851(嘉永4)年の竣工。紀州東照宮の『和歌祭』に紀州徳川家や東照宮の神官が御旅所に向かう「御成道」に架けられ…
和歌浦の海岸に鎮座する神社。もともとは玉津島神社の祓所でしたが、大正6年に神社として独立。御神体は海岸洞窟の「輿の窟」(こしのいわや)に鎮座する鹽槌翁命(しおつつのおじのみこと)。安産・子授け、不老長寿・漁業豊穰・航海安…
和歌浦に鎮座する玉津島神社。社伝では神功皇后(じんぐうこうごう)の紀伊進軍の際、玉津島神の加護を受けたことから分霊を勧請して創建したという古社。724(神亀元)年、聖武天皇の和歌浦行幸の際に、風光明媚な土地に創建を命じた…
和歌浦天満宮は901(延喜元)年、菅原道真が九州・大宰府(だざいふ)に赴く途中、潮待ち風待ちで和歌浦に船を停泊。その時、和歌浦を望み、2首の歌を詠んだというゆかりの地に建つ菅原道真ゆかりの古社です。太宰府天満宮、北野天満…
紀州藩初代藩主の徳川頼宣(とくがわよりのぶ)が父・家康の霊を祀るため、南海道の総鎮護として1620(元和7)年に創建した古社。駿河の久能山に似た和歌浦を望む地を選んで造営し、後に頼宣自身も祀られています。祭神は東照大権現…
糸魚川市能生(のう)に鎮座する古代の越国(こしのくに=現在の北越地方)の女王・奴奈川姫(沼河比売=ぬなかわひめ)を祀る古社が能生白山神社(正式名は白山神社)。社伝では創建は神代に逆上り、白山開山の泰澄が、奈良時代に仏像を…
千歳市を流れる千歳川沿いの高台に位置する古社。本殿の千歳川寄りにはアイヌのチャシ(砦)跡も確認されています。『松前藩資料福山秘府』によれば、千歳神社は1658(万治元)年、弁財天小社(後の釜加神社)が祀られたのが始まり。…
昭和4年に開業した旧国鉄広尾線の駅。昭和48年3月5日放送のNHK『新日本紀行』の「幸福への旅〜帯広〜」で紹介され(平成17年放送NHK『新日本紀行ふたたび』の第1回『幸福への旅〜帯広〜』で再放送)、広尾寄りの幸福駅とと…
1806年(文化3)年、北方交易でも活躍した箱館(現在の函館)の高田屋嘉兵衛(出身は淡路島)が漁場請負の際に海上安全と漁業・産業の振興、民生の安定を祈願して現在の松ヶ枝町あたりに創建した古社。根室と北方領土、千島列島の開…
姥神大神宮の創建は定かでありませんが地元の折居という名の老女(天変地異を未然に知らせる老女)を折居様と崇めたことに由来し、1447(文安4)年といわれています。つまりは北海道最古の神社。有名な『渡御祭』(8月9日〜11日…
光善寺は、1575(天正3)年建立の浄土宗の寺(百万遍忍教寺の末寺)で松前城北の寺町にあります。創建当初は高山寺と名乗っていましたが、1621(元和7)年、時の後水尾天皇から高徳山光善寺の号を賜わり改称しています。藩政時…
館山市神戸(かんべ)地区に鎮座する古社。古代に忌部氏(いんべうじ、斎部氏)の創建と伝わる安房国(あわのくに)開闢(かいびゃく)の歴史を秘める神社です。安房神社祭神の天太玉命(あめのふとだまのみこと=阿波から移住し安房を開…
南房総の名峰、富山(とみさん)の西山服にある伝説の岩窟。滝沢馬琴(たきざわばきん=曲亭馬琴)の『南総里見八犬伝』では、里見義実(さとみよしざね)の娘の伏姫(ふせひめ)と愛犬八房(やつふさ)が富山に籠って暮らすという設定で…
古代に阿波国(あわのくに=現在の徳島県)から渡ってきた忌部氏(いんべうじ)が創建と伝わる古社で、安房国の一之宮。主祭神は忌部氏の祖神、天太玉命 (あめのふとだまのみこと)。創建時は布良浜(現在の布良崎神社)に鎮座していま…
房総半島西の突端、浦賀水道に突き出したのが洲崎(すのさき)の岬。そんな岬に鎮座する洲崎神社の祭神は、天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)。安房神社(あわじんじゃ)祭神の天太玉命(あめのふとだまのみこと=阿波から移住し安…
天富命(あめのとみのみこと)が阿波(あわ=現在の徳島県)の忌部一族(いんべいちぞく=古代朝廷における祭祀を担った氏族)を率いて南房総に上陸、安房(あわ)を開いたという伝説がありますが、天富命が上陸したと伝わる地が、館山市…
安房の国の神々を集めて祀った総社。平安時代の初め、安房国総社として国府のあった国府村(現・南房総市府中)に創建され、鎌倉時代に源氏の氏神である八幡宮に変わり現社地に遷座しています。源頼朝が安房国で再起の際には、この社に武…
千葉県館山市の那古にある奈良時代創建という古刹。『那古寺縁起』によれば、717(養老元)年に行基(ぎょうき)が創建したと伝えられる真言宗智山派の寺です。かつては源頼朝、足利氏、里見氏らの信仰を集め、源頼朝が本尊の千手観音…