日光山輪王寺大猷院・二天門
3代将軍・徳川家光の廟所、日光山輪王寺大猷院(にっこうざんりんのうじたいゆういん)で、仁王門から石段を上った先にある二番目の門が二天門です。向かって左手に持国天、右手に増長天の二天を祀るのが名の由来です。近年まで増長天は…
3代将軍・徳川家光の廟所、日光山輪王寺大猷院(にっこうざんりんのうじたいゆういん)で、仁王門から石段を上った先にある二番目の門が二天門です。向かって左手に持国天、右手に増長天の二天を祀るのが名の由来です。近年まで増長天は…
徳川家康の廟所の日光東照宮に対し、日光山輪王寺の大猷院(たいゆういん)は寛永の造替を行なった徳川家光の廟所。別当所(管理する僧院)の龍光院前に建ち並ぶ石灯籠群は、諸大名が奉納したもので、「石の灯籠」として国の重要文化財、…
日光東照社(現・日光東照宮)の寛永の造替で日光山を整えた3代将軍・徳川家光の廟所が日光山輪王寺の大猷院(たいゆういん)。その入口に建つのが仁王門です。密迹金剛力士(みしゃくこんごうりきし)と那羅延金剛力士(ならえんこんご…
徳川家康の遺言により徳川2代将軍・徳川秀忠が元和3年(1617年)に造営し、3代将軍・徳川家光が現在の形へと大改修(寛永の造替)を行なった徳川家康の霊廟が、栃木県日光市の日光東照宮。「日光を見ずして結構と言うなかれ」とい…
日光東照宮でもっとも重要な空間が御本社で、拝殿・石の間・本殿の3つの建物で構成されています。拝殿左右には、「将軍着座の間」・「法親王着座の間」があります。3代将軍・徳川家光の命により寛永13年(1636年)に造営されたも…
日光東照宮は、徳川家康の廟所として築かれた神仏習合の霊山。まずは久能山に祀り、その後、日光山に改葬という家康の遺言を受け、天台宗の天海大僧正の主張(山王一実神道で祀る)で東照大権現として祀られましたが、その墓所が日光東照…
日光東照宮の本社(本殿・石の間・拝殿)を取り囲む東西回廊(国宝)のうち、東回廊に備え付けられた奥社へと続く潜門(国宝)の蟇股(かえるまた=梁の上でカエルの股のように下方に開いて荷重を支える部材)に配された彫刻が有名な眠り…
日光東照宮の拝殿前、祈祷殿横から徳川家康(東照大権現)眠る奥社への入口の門として寛永13年(1636年)に造営されたのが坂下門。後世に屋根の葺き替え、塗装、そして飾金具の変更はありますが基本的な形式変更がなく、創建当初の…
日光東照宮の陽明門をくぐって入った左手、西回廊に囲まれた内部に建つのが神輿舎(しんよしゃ)。春秋の渡御祭(5月18日、10月17日)に使われる、3基の神輿(しんよ=みこし)が収蔵される場所で、天井には狩野派の絵師が描いた…
日光東照宮の陽明門の東西に伸びる、神域を守る全長220mの廊下が回廊。陽明門の東側の東回廊、西側の西回廊が対称的に備わり、見事な彫刻が施されています。屋根の下の長押(なげし)の上の部分に雲、胴羽目(どうはめ)の部分には花…
日光東照宮・陽明門の前に東西に対称的に配置されているのが鐘楼と鼓楼(ころう)。明治初年の神仏分離以前、神仏習合時代の名残で、その名の通り銅鐘と鼓(太鼓)を収蔵しています。3間四方の方形で、入母屋風銅瓦葺き、基部は末広がり…
日光東照宮には江戸時代初期にオランダ商館から寄進された灯籠が、3基あり、いずれも陽明門の基部に配されていますが、そのうちのひとつが蓮灯籠。蓮灯籠というとお盆の灯籠などをイメージしますが、日本では見かけないスタンド型の灯籠…
日光東照宮で有料エリアとなる表門をくぐった先、最初に見るのが三神庫。門を入った右手に下神庫(しもじんこ)、正面に中神庫(なかじんこ)、左手に上神庫(かみじんこ)が独立して建てられています。神庫とは祭礼に使う祭具を入れる倉…
日光東照宮の陽明門前にあるのが釣灯籠。オランダ王国が、オランダ商館を通じて3代将軍・徳川家光に献上した3基の灯籠のうちの1基で、附(つけたり)・銅燈籠として国の重要文化財に指定されています。寛永13年(1636年)、3基…
日光東照宮陽明門の上り口、鼓楼近くにあるのが廻転灯籠。寛永20年(1643年)、オランダ国(オランダ商館)からの奉納です。灯籠上部に取り付けられた葵の紋が上下逆さであることから「逆紋の廻り灯籠」と称されています。附(つけ…
日光東照宮、陽明門への石段基部に立つのが唐銅鳥居(二の鳥居)。一の鳥居が石鳥居であるのに対し、二の鳥居は銅製。寛永13年(1636年)、つまりは3代将軍・徳川家光による寛永の大造営の際に建立されたもので、国の重要文化財に…
日光東照宮の参拝で、陽明門をくぐると、いよいよ御本社(拝殿・石の間・本殿)ですが、その入口に建つのが国宝の唐門(からもん)。間口3m、奥行き2mと陽明門に比べると小さく感じられますが、東照宮でもっとも重要な御本社の正門で…
日光東照宮のハイライトのひとつが陽明門ですが、その階段下にあるのが日光東照宮・輪蔵(経蔵)。元和6年(1620年)築の方形造の建物は国の重要文化財に指定されています。経典を収納しておくための蔵で、経蔵の内部には、八角形を…