中津城
天正16年(1588年)、築城の名手・黒田孝高(くろだよしたか=黒田如水・黒田官兵衛)によって築かれ、細川忠興が完成させた平城。中津川(山国川)と大家川に挟まれた、河口の中洲に位置し、北は周防灘に面していることから、堀に…
天正16年(1588年)、築城の名手・黒田孝高(くろだよしたか=黒田如水・黒田官兵衛)によって築かれ、細川忠興が完成させた平城。中津川(山国川)と大家川に挟まれた、河口の中洲に位置し、北は周防灘に面していることから、堀に…
昭和13年、周辺の丘陵地への農業用水を確保するため、熊本県境にもほど近い大野川上流の大谷川に築かれた、灌漑施設が白水ダム(白水溜池堰堤)。堤長約87m、堤高は13.9m、貯水量60万トンと、正式にはダムではなく、その名称…
大分県中津市、本耶馬渓(ほんやばけい)を流れる山国川に架けられた、全長116mの石造アーチ橋が耶馬渓橋。荒瀬井堰のやや下流に位置し、国の名勝・青の洞門にもほど近い場所に架かっています。大正12年の架橋で、平成11年には改…
大分県中津市の耶馬渓(やばけい)のなか、標高250mの羅漢山中腹に位置する、全国羅漢寺の本山といわれる古刹が羅漢寺(らかんじ)。山号は耆闍崛山(ぎしゃくつせん)、本尊は舎利塔に納められた仏舎利(ぶっしゃり)です。羅漢とは…
「♪つれて逃げてよ ついておいでよ」の歌い出しで知られる演歌『矢切の渡し』。昭和51年にちあきなおみが歌いましたが、昭和58年の競作で細川たかしの歌った『矢切の渡し』が『第25回日本レコード大賞』受賞、年末の紅白歌合戦の…
江戸川河畔、松戸市下矢切(やきり)と東京都葛飾区柴又(かつしかくしばまた)を結ぶ、江戸川の渡し船が矢切の渡しで、江戸時代には幕府公認の農民渡船でした。旧矢切村の農民は江戸川対岸に農地を持っている場合も多かったのです。伊藤…
平安時代編纂の『延喜式』神名帳に記載の古社(式内社)で上総国(かずさのくに)一之宮が玉前神社(たまさきじんじゃ)。千葉県長生郡一宮町の町名はもちろんこの神社に由来しています。祭神は、玉依姫命(たまよりひめのみこと)。安産…
古くから神話に登場、古代にはヤマト王権や朝廷の東国支配の拠点にもなった古社が、千葉県香取市に鎮座する香取神宮。社伝によれば創建は神武天皇18年(紀元前643年)という東国屈指の歴史を誇ります。下総国一之宮で、全国に約40…
国道299号(メルヘン街道)の最高点、麦草峠の東南に位置する白駒池(しらこまいけ=白駒の池)。水面標高は2115mで、2000mを超える湖沼のなかでは、日本最大。国道299号沿いの池入口駐車場から、苔むした針葉樹林帯のな…
香取神宮、鹿島神宮と並び「東国三社」と称され、江戸時代には船での東国三社参りが行なわれていたという古社が茨城県神栖市の息栖神社(いきすじんじゃ)。社伝によれば、応神天皇の御代に海岸沿いの日川(にっかわ)地区に創建という歴…
創建は皇紀元年(紀元前660年)と伝えられ、香取神宮 (千葉県香取市)、息栖神社(いきすじんじゃ/茨城県神栖市)とともに東国三社のひとつが茨城県鹿嶋市の鹿島神宮。鹿嶋市の市の名ももちろんこの名社に由来し、鹿島神宮は常陸国…
中央アルプスのなかでももっともアルペン的な山容を誇る宝剣岳と千畳敷カール。伊那谷(駒ヶ根市)側の山麓、しらび平駅と千畳敷駅の高低差950m(日本最大の高低差)を7分30秒で登るのが中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ。ゴンドラ…
名古屋市の熱田神宮公園内にある断夫山古墳(だんぷさんこふん)は、墳丘長151m、前方部の幅116mで愛知県最大の前方後円墳。6世紀初頭の築造で、尾張連草香(おわりのむらじくさか)の墓と推測されています。この墳墓を日本武尊…
瀬戸市街の北側の丘陵地にある建武3年(1336年)に創建された臨済宗妙心寺派の名刹、定光寺(じょうこうじ)。天文3年(1534年)に再建された本堂(国の重要文化財)や中国の儒教様式で造られた尾張藩祖・徳川義直(とくがわよ…
奥多摩(青梅市)、御岳山(標高929m)の山頂に鎮座する山岳信仰の神社が武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)。社伝によれば、創建は紀元前90年(崇神天皇7年)に武渟川別命(たけぬなかわわけのみこと=記紀に登場する四道将軍…
海底を歩いて渡ることができるのが「海底トンネル人道」。取材班の知る限り、日本にある「海底トンネル人道」は5ヶ所。もっとも有名なのが、関門海峡を渡る国道のトンネル「関門トンネル人道」のほか、川崎市道川崎駅扇島線の「川崎港海…
三河湾(愛知県)の最奥部、衣浦港の西側(半田市/中央ふ頭・半田緑地公園)と東側(碧南市/東埠頭・碧南緑地)を結ぶ愛知県道265号(碧南半田常滑線)のトンネルで、車道(有料道路の「衣浦トンネル」)に分離して無料の歩行者自転…
第54回ヴェネツィア国際映画祭で「金獅子賞」を受賞した映画『HANA-BI』(1998年)。監督・脚本・編集・挿入画・演出を北野武がこなし、主演もビートたけし、岸本加世子というまさに「キタノブルー」、世界の北野武監督が手…