乗鞍本宮中ノ宮

乗鞍山上・畳平にある乗鞍岳バスターミナル(標高2702m)の横に建つ立派な社が、乗鞍本宮中ノ宮。五十猛大神(いそたけるおおみかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、大山津見大神(おおやまつみかみ)、淤加美神(おかみのかみ)の4神を祀っている。乗鞍岳山頂を目指すなら、ぜひこちらに参拝し、道中の安全祈願を。

乗鞍岳を御神体とし乗鞍山上に鎮座する神社

乗鞍岳は白山、富士山、御嶽山、立山などと並ぶ信仰の山で、乗鞍本宮は養和元年(1181年)に木曽義仲の家臣が登頂し社殿を建設したと伝えられる古社。
当時は鞍ヶ嶺神社と呼んでいました。

明治の神仏分離、廃仏毀釈以前は山自体が乗鞍大権現(権現=仏や菩薩が仮=権に姿を変えて日本の神として現れること)の神体だったのです。
昭和28年に畳平駐車場にできたのが、遥拝所としての中ノ宮。
おみくじなどの授与が可能なほか、直営の売店も営業。
頂上本社は剣ヶ峰の山頂にあり、頂上本社では登頂記念に日付が入る登頂鈴の授与も。

剣ヶ峰の背後に控える大日岳は明治維新以前の神仏習合時代以来、神々のいます岩座(いわくら)とされる神域。
乗鞍本宮の奥の院とされ禁足の地となっています。

乗鞍岳山頂の頂上本社の信州側に建つ朝日権現社は、東側を向いた小さな社ですが、直下に小岩窟があり、江戸時代に円空上人が参籠した場所と伝えられています。
剣ヶ峰を本宮として、本地垂迹説(垂迹である神と、本地である仏・菩薩という神仏習合の考え)により、周囲の薬師岳は薬師如来、大日岳(奥の院)は大日如来というようにそこに祀られる仏の名前が山名になっています。

乗鞍本宮中ノ宮
名称 乗鞍本宮中ノ宮/のりくらほんぐうなかのみや
所在地 岐阜県高山市丹生川町岩井谷1224
関連HP 高山市公式ホームページ
電車・バスで JR高山駅から濃飛バスでほおのき平乗り換え1時間30分、畳平下車。松本電鉄新島々駅から松本電鉄バス乗鞍山頂行きで1時間43分、終点下車
ドライブで 高山清見道路(中部縦貫自動車道)高山ICから約30kmで丹生川村ほうのき平スキー場駐車場。ほうのき平スキー場駐車場から路線バス・タクシーを利用(マイカー規制を実施中)。長野自動車道松本ICから約39kmの乗鞍高原第1駐車場、または約45kmの三本滝から路線バス・タクシーを利用(マイカー規制を実施中)
駐車場 ほうのき平スキー場駐車場(1500台/無料)、乗鞍高原第1駐車場(250台/無料)、三本滝駐車場(50台/無料)
問い合わせ 乗鞍本宮 TEL:080-1563-9863
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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