見残し海岸

見残し海岸

高知県土佐清水市、空海(弘法大師)があまりに秘境だったので見残してしまったというのが名の由来の海岸線が見残し海岸。今でも秘境的なムードはそのまま残され、竜串から渡船で見残し桟橋へと渡る仕組み。たつくし海中観光と竜串観光汽船のグラスボートが就航。見残しの桟橋近くの入江では海底にシコロサンゴ群を観察します。

竜串海岸側からグラスボートで渡る奇勝

太平洋に突き出した千尋岬(ちひろみさき)西海岸が見残し海岸。
 四国のみち(四国自然歩道)も見残し遊歩道へとつながっていますが、観光的にはグラスボートで見残しの桟橋に渡るのが一般的。

見残しの桟橋からスタートする見残し遊歩道は、波の花道、愛情の岩、つづみ岩を経て、最初の大きな入江へと進みます。
この入江の奥にあるのがこけし岩。
蜂の巣状になった岩のなかにこけしの形をした茶色の石(団痕)が残されています。
ここから小さな岬となり人魚御殿、蜂の巣城、渦巻岩と奇岩が連続します。
渦巻岩まで、桟橋から海岸沿いに歩いて20分ほど。

さらに大きな入江に入り、見返り門、終点の屏風岩に続きます。
屏風岩までは桟橋から片道25分ほど。
帰路は少し山中を抜ける展望台経由のルートを選べば15分ほどで桟橋に戻ることができますが、かなり急な坂道があり、足腰に自信がない人は海岸沿いに往路と同じルートを戻るのが懸命。

遊歩道とはいうものの、手摺りなどはなく、海岸の岩場歩きとなるので、足回りはしっかりと。
岩肌が蜂の巣状で、ぶつかれば怪我をする場所も。

見残し海岸は竜串海岸と同様に、新生代第三紀、1700万年前の竜串層と呼ばれる砂岩・泥岩の地層(浅い海底で築かれた地層)で、浸食、蜂の巣状風化(Tafoni/タフォニ=海水の飛沫が吹きつける海岸で生じる塩類の溶解で岩の表面に形成される風化穴)の奇岩群が見事です。
「地質の博物館」と呼ばれる見残し海岸では様々な奇勝がありますが、良く探さないと見残すおそれがあるのでご注意を。

竜串観光汽船は竜串市営駐車場に桟橋がありますが、たつくし海中観光はレスト竜串・足摺海底館に桟橋があるので乗船にあたっては注意が必要。

名称 見残し海岸/みのこしかいがん
所在地 高知県土佐清水市三崎
関連HP 土佐清水市公式ホームページ
電車・バスで 土佐くろしお鉄道中村駅から西南交通バス足摺岬行きで1時間、清水バスセンター下車、宿毛行きに乗り換えて20分、竜串下車、徒歩15分
ドライブで 高知自動車道中土佐ICから約94km 。または、松山自動車道西予宇和ICから約111km
駐車場 竜串駐車場(50台/無料)
問い合わせ 土佐清水市観光協会 TEL:0880-82-3155/FAX:0880-82-3156
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
竜串海岸

竜串海岸

高知県土佐清水市にある1700万年~1500万年前に浅い海中でできた砂岩が風食、海蝕を受けてかたちづくられた海食台地が竜串海岸(たつくしかいがん)。竜串の名は、海に突き出した岩の根が横たわる竜に、串を刺したように見えることに由来。海岸を歩く

足摺海底館「海中展望塔」

海中公園に指定された竜串海岸にある足摺海底館「海中展望塔」。全国に7ヶ所ある海中展望塔のひとつで、らせん階段を下りるとそこは水深7mの海中世界。直径60cmの大きな海中窓からは、テーブルサンゴやシコロサンゴなどが生育し、その中をソラスズメダ

 

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プレスマンユニオン編集部

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

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