金剛三昧院

金剛三昧院

高野山に数ある塔頭(たっちゅう)寺院の中で、唯一、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となるのが金剛三昧院(こんごうさんまいいん)。建暦元年(1211年)、源頼朝の菩提を弔うために北条政子が創建。当初は禅定院と称し、開山は臨済宗を開いた栄西(えいさい)という名刹です。国宝の多宝塔は、「日本三名塔」。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録された高野山の塔頭

金剛三昧院

北条政子が禅定如実として入道し、源頼朝と源実朝の菩提を弔うために大日堂、観音堂、東西二基の多宝塔、護摩堂二宇、経蔵、僧堂などを建立。
貞応2年(1223年)建立の多宝塔は、石山寺塔に次ぎ日本で2番目に古い塔です。

嘉禎4年(1238年)、足利義氏が北条政子の十三回忌に際して、大仏殿を建立し、丈六の大日如来像を奉安して政子の遺骨を納めています。

鎌倉幕府(源氏、北条家)、古河公方(こがくぼう)の足利家などの武将や皇室の尊崇もあり、高野山の山内では最も多くの寺領を有していた塔頭寺院です。

金堂や根本大塔など諸堂が建ち並ぶ壇上伽藍(だんじょうがらん)とやや離れた山内の南側に位置するため、火災の類焼からも免れ、国宝の多宝塔、国の重要文化財の本坊・大広間・庫裡、四所明神社(ししょみょうじんしゃ=高野山の守護神である丹生明神、高野明神、気比明神、丹生御息の4柱を祀る)、天満大自在天神社(てんまんだいじざいてんじん=菅原道真を祀る)、木造五智如来坐像、木造十一面千手観音立像、木造不動明王立像、銅鐘など貴重な文化財も数多いのが特長。

金剛三昧院のシャクナゲ群落は天然記念物に指定され、4月下旬〜5月中旬が見頃。
宿坊も営み、精進料理を味わうことも可能です(人気の宿坊だから早めの予約が必要)。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
高野山では、大門、壇上伽藍、金剛峯寺、奥の院、徳川家霊台と金剛三昧院が世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産。
総本山金剛峯寺が管轄する建物以外で登録資産になっているのは、塔頭寺院の金剛三昧院だけ。
国宝の多宝塔など貴重な文化財が残されているだけでなく、山内諸寺院を統轄する格式の高い寺だったことも世界遺産登録の大きな理由になっています。
創建当初は、臨済宗妙心寺派でしたが、鎌倉時代に高野山真言宗になりました。

金剛三昧院 DATA

名称 金剛三昧院/こんごうさんまいいん
所在地 和歌山県伊都郡高野町高野山425
関連HP 金剛三昧院公式ホームページ
電車・バスで 南海高野山ケーブルカー高野山駅から山内路線バス(南海りんかんバス)で千手院橋下車、徒歩10分
ドライブで 京奈和自動車道紀北かつらぎICから約25km
駐車場 40台/無料
問い合わせ TEL:0736-56-3838/FAX:0736-56-2586
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材・画像協力/和歌山県観光連盟

 

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