當麻寺・本堂(曼陀羅堂)
奈良県葛城市にある行基の道場をルーツとする古刹で、中将姫ゆかりの『當麻曼陀羅』(たいままんだら)を本尊とする真言宗・浄土宗二宗の寺が、當麻寺。本堂の曼荼羅堂(まんだらどう)は、国宝。當麻寺のなかで最大の建物で、本尊の當麻…
奈良県葛城市にある行基の道場をルーツとする古刹で、中将姫ゆかりの『當麻曼陀羅』(たいままんだら)を本尊とする真言宗・浄土宗二宗の寺が、當麻寺。本堂の曼荼羅堂(まんだらどう)は、国宝。當麻寺のなかで最大の建物で、本尊の當麻…
奈良県天理市に陵墓のある崇神天皇の御代(4世紀)に創建されたと伝わる古社が、石上神宮(いそのかみじんぐう)。布留明神(ふるみょうじん)とも称し、ヤマト王権を支えた物部氏一族を祀る神社で、『古事記』、『日本書紀』にも記載さ…
奈良県宇陀市、芳野川沿いに建つ古社が、宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)。水分(みくまり)とは水配りが変化した言葉で、社伝によれば、崇神天皇の命により創建されたと伝えられます。現存する本殿は、元応2年(1320年)の築…
山梨県山梨市にある臨済宗妙心寺派の寺、清白寺。寺伝によれば、足利尊氏が夢窓疎石を開山として正慶2年(1333年)に創立した名刹。現存する仏殿は、応永22年(1415年)建立で、山梨県内では大善寺本堂(甲州市勝沼)と2ヶ所…
山梨県甲州市勝沼町、ブドウを手にした薬師如来像(秘仏)を祀ることから「ぶどう寺」とも呼ばれるのが、真言宗智山派の寺、大善寺。大善寺本堂は、正応3年(1290年)築で、山梨県では清白寺仏殿(山梨市)と2ヶ所しかない国宝建築…
愛知県常滑市大野町にある曹洞宗の寺が、齊年寺(さいねんじ)。享禄4年(1531年)、知多半島と大野湊を治める大野城主2代目・佐治為貞(さじためさだ)が、父・佐治宗貞の菩提を弔うため創建。宗貞の法名が齊年寿山だったことに由…
山梨県山梨市にある臨済宗妙心寺派の古刹が、清白寺(せいはくじ)。足利尊氏(あしかがたかうじ)が夢窓疎石(むそうそせき)を開山とし、正慶2年(1333年)に国家安泰、戦勝祈願所として創建した建長寺末の禅寺で、江戸時代に臨済…
神奈川県鎌倉市、鎌倉五山(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺)の第二位、渡来僧・無学祖元開山の名刹、円覚寺(えんがくじ)。舎利殿とともに国宝に指定されるのが、仏殿東方の石段上の鐘楼に架る梵鐘。建長寺、常楽寺(鎌倉国宝…
神奈川県鎌倉市、鎌倉五山(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺)の第一位、北条時頼が開基の建長寺。鐘楼に架る梵鐘は、1255年(建長7年)、関東の鋳物師の筆頭だった物部重光によって鋳造されたもので国宝。円覚寺、常楽寺(…
福岡県糸島市にある弥生時代後期の伊都国(いとこく)国王の墳墓ともいわれる遺跡が、平原遺跡(ひらばるいせき)で、平原歴史公園として公開されています。『魏志倭人伝』に記載の伊都国は、末廬国(まつろこく)から陸を東南に500里…
栃木県大田原市湯津上、那珂川沿いを走る国道294号近くに鎮座する笠石神社境内にあるのが那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)。国宝に指定される飛鳥時代の貴重な石碑で、宮城県多賀城市の多賀城碑、群馬県高崎市吉井町の多胡碑と…
宮城県多賀城市にある奈良時代に立てられた石碑が多賀城碑。多賀城跡の外郭南門から30mほど城内に入ったところに立つ古代の石碑で、那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)、多胡碑と並ぶ「日本三古碑」のひとつ。天平宝字6年(76…
京都府京都市上京区にある真言宗智山派の古刹で吉田兼好の『徒然草』にも登場するのが千本釈迦堂。藤原秀衡の孫という義空上人の開創。正式名は大報恩寺だが、釈迦如来を祀ることから千本釈迦堂とも。安貞元年(1227年)の創建時その…
滋賀県蒲生郡竜王町にある神社で近郷33ヶ村の総社が苗村神社(なむらじんじゃ)。昔ながらの鎮守の森が残され、森の中は文化財の宝庫。茅葺きの楼門、神輿庫、東本殿、境内社の十禅師社本殿、八幡社本殿は国の重要文化財。さらに鎌倉時…
湖北の「観音の里」と呼ばれる滋賀県長浜市高月町にある真宗大谷派の寺、渡岸寺観音堂(向源寺)。寺伝によれば天平8年(736年)、平城京に疱瘡(ほうそう)が大流行し、その病魔退散の願いから聖武天皇の勅願で、白山を開いた泰澄が…
京都府京都市下京区、浄土真宗本願寺派の本山、本願寺(西本願寺)。天正19年(1591年)、豊臣秀吉の寄進で、大坂から移転したのが、現寺地での始まり。境内の南側、北小路通に南面して建つ唐門は、書院の正門で、聚楽第、伏見城の…
奈良県奈良市忍辱山町(にんにくせんちょう)にある真言宗御室派の寺、円成寺(えんじょうじ)。円成寺の本堂の東側にあるふたつの小さな社が鎮守社である春日堂、白山堂。鎌倉時代初期の建築と推定され、現存する日本最古の春日造りの社…
京都府京都市東山区にある豊臣秀吉を祭神とする神社が豊国神社。入母屋造、檜皮葺きの唐門は、もともとは伏見城にあったものを廃城の際、二条城に、さらに以心崇伝が寛永4年(1627年)、二条城の唐門を譲り受けて金地院に。明治維新…