とげぬき地蔵尊(高岩寺)
東京・巣鴨にある延命地蔵菩薩を本尊として祀る曹洞宗の禅寺がとげぬき地蔵尊で、正式名は高岩寺。1596(慶長元)年の創建時には湯島、その後、下谷(したや)に移りましたが、大火で焼失。明治24年、巣鴨に移転し、現在の本堂は昭…
東京・巣鴨にある延命地蔵菩薩を本尊として祀る曹洞宗の禅寺がとげぬき地蔵尊で、正式名は高岩寺。1596(慶長元)年の創建時には湯島、その後、下谷(したや)に移りましたが、大火で焼失。明治24年、巣鴨に移転し、現在の本堂は昭…
「古都京都の文化財」として世界遺産に登録される東寺(教王護国寺)の中心、講堂の背後にあるのが食堂(じきどう)。初代の食堂は、空海没後の9世紀末から10世紀初め頃の創建ですが、1596(文禄5)年の地震で倒壊。さらに再建さ…
東寺真言宗の総本山が東寺(教王護国寺)。794(延歴13)年の平安京造営に際し、国家鎮護のため羅城門の東に創建さた歴史ある官寺。823(弘仁14)年に空海が譲り受けて真言宗の道場と改めたため、弘法さんの寺として信仰を集め…
厄除弘法大師といわれる川崎大師平間寺(正式名は金剛山金乗院平間寺)。成田山新勝寺、高尾山薬王院とともに、関東三山のひとつ。真言宗智山派の大本山で、総本山は京都の智積院。寺伝によれば1128(大治3)年、尾張出身の平間兼乗…
戒壇(かいだん)とは僧が守らなければならない規律で、戒を受けなければ正式に僧尼になることはできません。5度の渡航に失敗し盲目となりつつも戒壇を日本に伝えたのは唐僧・鑑真(がんじん)。天平勝宝5年(753年)12月20日に…
一般には三十三間堂の名で知られていますが、正式には蓮華王院(れんげおういん)で、天台宗の古刹。妙法院に属する堂で、妙法院の境外仏堂。1164(長寛2)年に後白河上皇が離宮として建てた法住寺殿の一角に平清盛に命じて創建した…
豊川稲荷の名前で知られていますが、正式名称は妙厳寺(みょうごんじ)という曹洞宗(禅宗)の寺。豊川稲荷は、1441(嘉吉元)年に東海義易(とうかいぎえき)禅師が妙厳寺を建立した際に、鎮守として豊川荼枳尼真天(とよかわだきに…
今や三河の名所として多くの人が参詣するのが「ガン封じ寺」として有名な西浦不動・無量寺(真言宗醍醐派/蒲郡市西浦町)。平安開基の古刹で、御本尊の西浦不動(秘仏)は、古来から厄除け、ガン封じの不動様として注目されています。秘…
愛知県津島市に鎮座する津島神社は、社伝によれば540(欽明天皇1)年創建という古社で全国に3000ある天王社(牛頭天王・スサノオノミコトを祭神とする祇園信仰の神社)の総本社。祭神は、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこ…
木更津市矢那に位置する平野山高蔵寺(へいやさんこうぞうじ)は、6世紀創建と伝わる真言宗豊山派の古刹。「たかくらの観音様」の名で親しまれてきました。「高倉観音」は、坂東三十三観音霊場30番札所。寺に一歩踏み込むとうっそうと…
江戸城松之大廊下で播磨赤穂藩藩主・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が吉良上野介(きらこうずけのすけ)を切りつけた殺傷事件が発端になった「赤穂事件」。四十七士が本所・吉良邸に討ち入りし、本懐を遂げた話は『忠臣蔵』として描か…
大石内蔵助(おおいしくらのすけ)ら赤穂浪士・四十七士の討ち入り事件を伝える話「忠臣蔵」であまりにも有名な泉岳寺。代々赤穂藩浅野家の菩提寺として、境内には藩主の浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)や夫人の墓の他、吉良上野介の首…
『忠臣蔵』の敵役(かたきやく)となっている吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしひさ)は、高家肝煎(こうけきもいり=有職故実や礼儀作法に精通する高家の代表者3名)に選ばれる名家。しかも地元では名君として知られていますが、…
『忠臣蔵』(『仮名手本忠臣蔵』)で知られる赤穂藩主・浅野家、さらに永井家、森家と赤穂藩の歴代藩主の菩提寺が赤穂市にある花岳寺(かがくじ)。1645(正保2)年建立の曹洞宗の寺で、赤穂城の塩屋惣門を移築した山門をくぐった境…
大正元年、旧赤穂城内、浅野家家老職・大石良雄(おおいしよしお=内蔵助/おおいしくらのすけ)宅跡を中心に建てられた神社で、祭神は四十七士と中折した萱野三平。4000坪の敷地には、国指定の史跡である大石邸跡に残された江戸期の…
応和3年(963年)に空也上人(醍醐天皇第二皇子)が開いた真言宗智山派の古刹が六波羅蜜寺で、西国三十三所第17番札所。平安後期には平忠盛が塔頭寺院に滞在したことから、平清盛、重盛は広大な寺域に京滞在の館を築いています。重…
947(天暦元)年、巫女(みこ)の多治比文子(たじひのあやこ)らが北野の右近馬場に皇城鎮護の神として菅原道真の霊を祀ったのが始まりという古社が北野天満宮。京で起こった天変地異が道真の祟りという風評が広がり、その霊を鎮める…
「こんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮(ことひらぐう)。琴平山(象頭山/ぞうずさん)の中腹に位置し、参道の長い石段は本宮まで785段、奥社まで計1368段を数えます。明治初年まで金毘羅大権現として神仏混淆でしたが、現…